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イベント参加記-宮澤崇史選手交流会(大阪ステージ)

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●追記あり-13/12/2012 15:53

 

12月11日、大阪市内で行われたサクソ・ティンコフ、宮澤崇史選手との交流会に出席させていただきました。

今年で3回目を迎える今回、個人的には初出席ですが、シーズンオフに関西のファンとの交流イベントとして定着しているそう。

以前宮澤選手の公式サイトで行ったプレゼント企画応募者を対象としたメール、Facebookでのイベント告知などで参加者を募っての開催でした。

 

宮澤選手、開会の挨拶。

ここで改めて、契約更新に伴い2013年もサクソ・ティンコフの一員として走ることを発表してくださいました。

本人の口から発表とあって、会場は早くも熱気に包まれました。

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約50人が出席とあり、いくつかのテーブルに分かれ鍋をいただきます。

ファン同士の交流や情報交換には鍋ってもってこいですね!

私が就いたテーブルは塩バター鍋(多分…)。

隣のテーブルはキムチ鍋でした。

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会場内の様子はこんな感じ。

ブレブレの写真、ご容赦ください。

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折を見て各テーブルを回る宮澤選手。

これぞプロライダーとの交流会の醍醐味!

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そして我々のテーブルにもお待ちかねの宮澤選手登場!

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なんとここで筆者、崇史さんの器を強引に奪い取り、鍋をつぎまくるという暴挙を発動!(((((((( ;゚Д゚))))))))

しかし、この時既に完全に“できあがり”済みの崇史さん、見ての通り食べる気満々(笑)。

筆者さらに調子に乗って「アーン」を崇史さんに試みるも、これは周囲のみなさんの制止もあり実現ならず…。

 

我々にいろいろな話をしてくださいました。

その中でも刺激的だったのは、いかにして世界のトップシーンでリスペクトを得る努力を重ねてきたか、について。

サイクルスポーツ後進国の日本人選手であるが故、未だに苦労することも多いそうで、そうした状況下でどう競技や自転車と向き合うかを常に考えながら動いているといった話は、経験した選手だからこそのリアルさと芯の強さを感じさせてくれました。

 

それと、現在所属するサクソ・ティンコフでは、ファルネーゼヴィーニ時代のアンドレア・グアルディーニとの“師弟関係”的な若手選手とのつながりは持っておらず、あくまでも一戦力として見られているという点も説明してくれました。

崇史さん自身、後進の指導・育成は実際強い興味はあれど、走りながらチームメートを育てるといったことはまず無いと。

そもそも、サクソ・ティンコフの高いチーム力からして、それはあり得ないそうです。

 

実はちょろっと2013年のレースプログラムを聞いちゃいました、ちょろっとね。

ただ、ここでは書くのを控えておきます。

チーム、宮澤選手本人からのアナウンスを待っていただくとしましょう。

この辺は“役得”的なところもあったので、ご理解くださいませ。

それも含めいろいろ聞けたので、何かの折に追記できたらと思っております。

 

熱い語り、超カッコよかった!

それでいて気さくで、何でも聞けるフランクさも持ち合わせている。

ユーモアセンスもあって、パッと場を明るくできるところも魅力的。

 

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豪華プレゼントが当たるジャンケン大会で盛り上がりは最高潮に。

そして、参加者全員での記念撮影や即席サイン会が行われ、最高の宴はフィナーレ。

 

今回の交流会出席による戦利品はこちら。

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ジャンケン大会でゲットした宮澤崇史フラッグ(サイン入り)。

先のジャパンカップで一部ファンに配布されていたものです。

あ~、厳密に言うと、筆者がジャンケンで勝ったのではなく、同行者がゲットしたのですが既に私物化…Ψ(`∀´)Ψ

そして、発行日に購入した「自転車ゴハン」の表紙にサインを入れていただく悲願を達成!

 

自慢させてください!

どうですか、この写真!

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会終了後に飲み屋街をバックに撮ったわけですが、つい「俺、あの宮澤崇史とサシで酒飲んだんだぜ!」ってハッタリをかましたくなるほど完璧なツーショット。

解散間際に強引に頼んで収まってもらったのでした。

ぶっちゃけ、この背景と構図で写真を撮らせてもらうの、私かなり狙っていました(笑)。

 

最後に。

このような会に出席させていただき、本当に楽しく、最高の夜でした。

大阪まで足を運び交流してくださった宮澤選手ご夫妻、そして会の取りまとめ、当日までメールにて懇切丁寧なご対応をしてくださった“トシ兄”さま、その他関係者さまには感謝しております。

本当にありがとうございました。

2013年も全力で応援させていただきます!

 

あっ、そうそう。

私が私であるということにお気付きになられて、お声掛けしてくださったみなさまにも感謝。

何せ愛想なしなもので、粗雑な挨拶になってしまいましたことお詫びいたします。

「cyclistの記事見ています」「ブログいつも拝見させてもらっています」「Facebookページに“いいね!”しています」「Twitterフォローさせてもらっています」的なことを言っていただけると、顔は笑っていなくても内心は超喜んでおりますので、プラスに解釈してもらえると幸いです。

サイクルロードレースネタの発信、がんばらせてもらいますので今後ともよろしくお願いします!

 

というわけで、ザックリではございましたが、交流会出席の報告といたします。

当イベントに関しての情報・写真などは、こちらからご覧ください。

https://www.facebook.com/events/448071835256065/

 

宮澤崇史Official Website「BRAVO」 http://bravo-tm.com/

宮澤崇史Official Blog「BRAVO」 http://ameblo.jp/miyazawatakashi/

 

【追記】-13/12/2012 15:53

前夜にUCIプロチームのライセンス発表があり、まさにタイムリーな話題として持ち上がったのでした。

崇史さんなりの見解は、なかなか納得できる話でした。

カチューシャに関しては、今後当該チームとUCIとの係争で理由が明らかになってくるでしょうから、ここで書くのは控えておきます。

 

一方、サクソ・ティンコフとしては、ライセンス発行に対して楽観視していたようです。

何故なら、アルベルト・コンタドールというグランツールの主役となる選手が所属しており、チームとしてグランツールにスポットを充てた場合、コンタドールの存在やチーム力からしてまず呼ばれないことはないだろう、と捉えていたそう。

結果的に無事ライセンスが与えられたものの、そこだけに一喜一憂するつもりはチーム・選手にはなかったようです。

 

【クリス・ホイ】トラックレース参戦記-徳島県チャレンジサイクルフェスティバル【ちょっと来い!】

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【序】

2012年、日本では「ガールズケイリン」がスタートし、海外ではロンドンオリンピックが開催。

特にロンドンオリンピックの自転車競技では、トラック種目においてクリス・ホイの史上最多となる6個目の金メダル獲得があり、また男子オムニアムでの最終1kmTTでの劇的な幕切れ、チームパシュートでのチームGBの驚異的世界記録など、これまでにない盛り上がりを見せた。

日本に目を戻すと、昨年オープンした伊豆ベロドロームが本格的に活用される年でもあった。

基本ロードをメインに、その他種目も幅広く観る私としては、相対的に見てトラック比重は高かった1年だったと思う。

感動することばかりではなく、競技としての内面的部分、本質的部分を大いに学ばせてもらったのが今年であった。

 

そんな“トラック充”の2012年を、自らの脚で締めくくることになろうとは想像していなかった。

11月末、自転車から仕事から、各方面でお世話になりっぱなしのCHULL氏からのメールがきっかけである。

 

チャレンジサイクルどうするで???

 

ん!? チャレンジサイクル!?

あぁ、徳島では選手登録者以外でもバンクを走ることにできるイベントがあったな、そういえば。

昨冬にこのイベントの話を聞いていて、「ぜひ来年は!」なんて元気に返事をしたような気がする。

高校新人戦、一般登録者部門、そして一般未登録者部門とがあって、一般は1kmTTへの出場が義務付けられているとの話だった。

まぁバンク走行を経験できるのならと、二つ返事で出場表明。

 

と、意思表示した時点で実は申込締切を過ぎてしまっていたという事実が判明。

徳島県自転車連盟の事務局であり、これまたいつもお世話になっているナカニシサイクルさんへ直接電話し参加申込。

JCF理事、また東四国国体では総務委員長を務めた御大である社長が出て、ちょっと緊張する。

未登録者は1kmTTともう1つ、参加任意の2kmインディビジュアルパシュートとが設けられているのだが、何故か話の流れで2種目出場になってしまう。

さぁどうしよう…。

 

かくして、2012年12月2日、私のトラックレース、いやサイクルレースそのものへのデビューを迎えることとなる。

 

 

【破】

数日前から天気と風が気になって仕方が無かった。

しばらく12月2日の天気は雨と予報されていたが、直前になって曇に変わった。

 

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なんだかんだで晴れ。

ただ、寒い。

ただただ寒い。

 

会場である小松島競輪場へ到着し、挨拶回りなど一通り済ませ、プログラム開始まで解放されているバンクでウォーミングアップ。

というか、初のバンク走行である。

とりあえず思うがまま走る。

なかなかの走り心地であるが、いかんせんライダー自身の脚が無いときている。

早朝が苦手な私、ウォーミングアップで脚を攣りかけてしまうのである。

 

朝のうちはこどもたちのライドイベントで賑わっていた会場内。

こどもたちの楽しそうな様子に和みつつ、来る自分たちのタイミングまでコンセントレーションを高める。

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プログラムが進み、周囲の動きを見つつ、自らもローラーで再度アップを開始。

まずは1kmTT、私は最終組での出走。

昨年までの結果から、おおよそのスタンダードは1分20~30秒と推定。

選手登録をしていない、ホビーライダーなら十分すぎるタイムだろう。

走ったことのない私からすれば勝手が分からないが、ひとまず1分20秒台を目標にしてみる。

 

1kmTTだけで各部門合わせて100人近い人数がエントリー。

全体の最終組である私にはなかなか出番が回ってこないのは致し方ない。

とにかく体を冷やさないように。

レースをする頃には天気も下り坂、体感温度も下がっている中で本番を迎えた。

 

名前が呼ばれた、いよいよである。

私はバックからのスタート、最初の200mが追い風だ。

 

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さぁ行くぜっ!

PHOTO:チャリ氏

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行けええええええ!!!!!

PHOTO:CHULL氏

 

いや、そりゃもうね、スタートしたら何でしょう、“いきものがかり”のブルーバードの歌詞のような気分ですよ。

飛翔(はばた)いたら 戻らないと言って

目指したのは 蒼い 蒼い あの空

 

何がってもう、スタートした瞬間の気持ちの良いこと。

まぁ言ってみれば、「ハイになっている」状態のことですよね。

こんなの久々の感覚。

最初の200mは体感したことのないスピード感。

 

しかし、しかしである。

1周回終わる頃に異変に気付く。

 

お尻が割れそう…。

 

そこからはご覧の通りである。

 

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負のオーラが…

PHOTO:チャリ氏

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後ろ姿に哀愁漂う似非グリーンエッジ…

PHOTO:チャリ氏

 

フィリップ・ジルベールよろしく、“黄金のタレ”の発動を決めてしまった。

初挑戦だったとはいえ、完全な失敗レースであったことはすぐに認識できた。

 

ゴール後はローラーで軽くダウンして、もらったパンを補給食に反省会。

改めて走り方のアドバイスをみなさんからもらう。

どうやら私は最初の200mをフルスロットルに限りなく近い状態で行ってしまったらしい。

入り200mで乗せて、あとは極力キープ、そこに近付けることは遥か遠く…。

 

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もう情けないったらない。

後からサイコンを見たら、最初の200mを47km/hで入り、最後は33km/hまで落ちてしまっていた…。

 

1つ言い訳させてもらえるならば、瞬発性の太い筋肉が私にはかなり少なく、1kmTTは最も苦手とする部類であるということ。

でも、やっぱりやる以上は結果を残したい。

学ぶこと、そして反省することの多いバンク2周半であった。

 

そしてもう1種目、2kmIPに向けて補給を摂り、身体を休めて多少回復。

雨が本降りとなり、2種目エントリー組が続々と2kmIPをDNSにして退散しているではないか!

我も帰りたいぞよ…とは思ったものの、「みんな帰った分、上位狙えるんじゃね!?」と私お得意の不純な動機の発動である。

上位に入ったところで別に表彰されるでもないのだけれど、まぁネタにはなるだろうと前向きに(!?)参戦を決意。

 

再度アップして本番に備える。

DNSが予想以上に多く、思いのほか早く出番が回ってくる。

こちらも最終組での出走。

 

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徳島の“ジャック・ボブリッジ”見参!

PHOTO:チャリ氏

 

こちらに関しては、先の反省を踏まえて突っ込みすぎないこと、トラック5周を極力キープして走ること、最終盤は踏み直す感覚で、をテーマに。

1kmTTの疲れを感じながらの走り、「IPだけに集中できたら…」という思いも正直あるが、やれることはやったつもり。

35km/h前後を何とかキープしてゴール。

正式タイムは、3’26″17。

 

 

【急】

本業の締切が押し迫っていた時期で、直後はすぐに切り替えることができたものの、時間が経つにつれて自分の弱さに嘆くことに。

山ならもっといけるのだけれど…とつい思ったりしてしまうが、そもそもの要素が異なるだけに、そんなこと思っても仕方がない。

それより何より、せっかくトライしているのだから、やっぱりもっと良いタイムを出してみたい!

写真で見ても分かるのですが、私は線が細すぎる!

普段ロードで乗る分にはこれで良いくらいですが(実はもっと絞りたいくらい)、トラックやる時はもっと太い筋肉を付けなければいけないですねぇ…。

日頃のライドなどでも、もう少し瞬発性のある動きを入れて、使う筋肉の幅を広げる必要がありそうです。

ということで、やりますかね、肉体改造!

 

来年のチャレンジサイクルの頃には、私の身体がロベルト・フォルストマンみたいになっていても驚かないでくださいね!

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まずは来年に向けて、1kmTTは1分20秒台、2kmIPは3分10秒台に目標を設定してみたいと思います。

 

最後に、大会運営に携わっていたスタッフのみなさま、私のようなヘボライダーの相手をしてくださり、レースでは応援までしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。

気持ち良く走ることができました。

前記の通り、来年はもう少し強くなれていたら良いなぁと思っておりますので、今後も懲りずによろしくお願いします!

 

徳島県自転車競技連盟 http://www.tokushima-cf.org/

 

【クリス・ホイの】あの男がトラック参戦!!!!!【後継者!?】

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筆者・福光俊介がまさかのトラックレース参戦!?

何故だ! 福光に何があった!?

どうする! どうなる! どうなった!?

 

涙あり、笑いありの(いろいろな意味で)、トラック参戦記はまもなく公開!

 

 

 

 

 

と、自分で自分へのハードルを上げてしまった感がありますが、今のところいたって普通のレポートとなる予定です。

 

※本エントリーのタイトルで、マジネタだと期待してこのブログにお越しいただいた方には、深くお詫び申し上げます。

 

イベント参加記-自転車王国とくしまライド in 鳴門(18/11/2012)

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近場でライドイベントがあるたびに、開催日に先約が入ってしまっている関係でなかなか参加できずにいた私だが、「自転車王国とくしまライド in 鳴門(鳴門ライド)」が開催されると聞いた時に“何か”感じるものがあった。

その“何か”は即座に分かるものではなく、あくまでもフィーリング的な要素が強かったので、ひとまず参戦を決め、後に何かが起こることに期待することにした。

前日に予定が入る空気があったが、11月18日は意地でも他の事柄をスケジュールに入れないことを心に決めた。

 

申し込みから1ヶ月くらいたった頃だろうか、自分でも分からずにいた“何か”を知ることになる。

参加者宛ての案内を見ると、マウンテンバイク男女の日本チャンピオンでロンドンオリンピック出場の、山本幸平選手と片山梨絵さんがゲスト参加するという。

すぐに“何か”は「これだ!」と判明した。

元々、スペシャライズドのアドバイザーである竹谷賢二さんがいらっしゃることは知っていたが、幸平くんと梨絵さんまでもが参戦するとは驚きであった。

何なら前日イベントから登場すると。

正直なところ、締切ギリギリまで前日イベントの申し込みを検討したが、当初の予定自体が私がいないことによって私はおろか、他の人の顔に泥を塗ることになってしまうほど重要な事柄だったため諦めることにした。

 

それにしても、鳴門ライド開催の中心に立っていたナカニシサイクル大佐・ナカニシ氏が持つその力と人望は、さすがとしか言いようがない。

もっと言うと、これは当日現場へ行って知るのだが、スペシャライズドの副社長や日本法人の社長まで呼んでしまうほどなのだ。

 

実はこの“何か”には続きがあって、本当は前日イベントに先立って“シークレットイベント”に呼んでいただいていた。

もうここに書く時点でシークレットでも何でもないのだが、まぁもう良いだろう。

何かというと、前日イベントにはそれぞれ昼の講習会と夜の前夜祭とがあったのだが、シークレットイベントはこの日の早朝にゲストライダーや自転車専門誌の取材班との眉山ヒルクライムのトライアルが企画されていたらしい。

ごくごく少数で、身近な人たちのみで行うお遊びではあるが、一部参加者の間では翌日に控える本番よりもこちらに注力する気満々だったという話。

実際、どんなメンバーで、どんな内容で行われるのかは把握しきれていなかったのだが、呼ばれた以上は勝つつもりで数日間は最終調整までしたほどだ、もちろん我流で。

 

しかしだ、予報通りの雨で案の定中止。

気合いが入っている時に限って思うようにいかない。

そんな星の下に生まれたのだろう。

こどもの時からそうだ、楽しみにしているものほど天気で予定を崩されたり、体調を崩して参加できなかったり。

ぶっちゃけこの手の流れには慣れっこである。

ゲストライダーや参加者との交流ができなかったのだけは本当に残念でならない。

 

とはいえ、イベントスタッフの計らいもあり、前日までの間に幸平くんと私の顔合わせのセッティングは完了状態にあった。

何なら、かねてからTwitterやFacebookでやり取りさせてもらっていた経緯もあり、事はすんなり運んでいた。

また、同郷であることも後押ししていた。

とりあえず午前8時前には会場内のスペシャライズドブースへ顔を出すよう言われ、当日を迎えることとなる。

 

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会場へは自走。

シークレットイベントのための調整が上手くいっていたらしく、早朝からすこぶる身体の調子が良い。

それだけに雨がもったいなかった。

良いアップライドができ、会場入り。

会場入りするなり後輪がパンクするトラブルが発生。

原因は恐らく、段差でジャンプした際に着地に失敗し、後輪を段の角にぶつけたことによるリム打ちだ。

スタート前からスペアチューブを切らしてしまう、不安だが仕方ない。

どうせスペシャライズドブースに行くのだ、ポンプを借りる流れでブースに突撃することにする。

 

ついに幸平くんと対面!

 

ブース入りしてすぐに幸平くんとの顔合わせに成功。

それはそれはもう好青年すぎて、こちらがドキドキしてしまったほど。

「幸平くん」「すけさん」…会うなりこう呼び合える、一瞬で友人になってしまった感じである(笑)。

開会式までの間、ひとしきり故郷である北海道ネタで盛り上がった。

 

開会式

 

開会式出席のため幸平くんとは一旦別れ、ブース周りにいる知り合いに挨拶回り。

そうこうしているうちに、今回の道連れ一緒に参加してくれたヨッシーが合流。

室戸合宿で仲良くなったヨッシーとは、5月に一緒にライドして以来である。

 

このライドイベント、2つのコースがあって、我々は65kmのMANKITSUコースに参戦。

もう一方は23kmのSHIOKAZEコースで、こちらはファミリーでの参加も可能。

65kmという距離への抵抗は全くもってないものの、何しろ寒い。

風が強く、アップライドで暖まった身体は一瞬で冷えた。

完全防寒を施した私であるが、汗が乾いてしまってはどうすることもできない。

震える私の横で、「僕は上下ヒートテックです」と余裕をかますヨッシー。

何の気なく、たまたま巡り合わせで全身ほとんどをCastelliで固めた私。

Castelliからもヒートテックが出ないものだろうか。

 

何百人もの参加者を10人弱に分けてスタートさせている。

後方に並んでしまった我々がスタートするのに何分かかったであろう。

ようやく迎えたスタート、身体が冷え切っていたとはいえスタートしてしまえば心が弾むものだ。

 

MANKITSUコース図(一部ズレなどあり。クリックするとルートラボへ飛びます)

 

スタートしてしばらくは良かったものの、大手海岸沿いでどうやら誘導ミスされていたらしい…。

と言うか、先導役のくぼっちがルート確認中に同走者が「こっちで大丈夫なはずだ」と言い張り、結果そのルートが間違っていたというね…。

まぁしばらくしてコース復帰できたので何ら問題は無かったのだけれど、霊山寺の前で1つ前の組でスタートしたiwassoの面々が後方から合流し、我々がかなりの距離と時間をショートカットしていたことが判明。

 

西に向いて走っている間は向かい風がかなり強いため、楽につけるスピードのグループの後方で待機。

それが奏功し、霊山寺の前で梨絵さんグループに合流し、そのまま大麻のエイドステーションへ。

 

大麻のエイドステーションで梨絵さんと

 

ということで、エイドステーションでの休憩中は梨絵さんにご挨拶。

今シーズン限りで引退ということで、今後の予定などを一通り教えていただく。

 

このエイドステーションではパンやバナナ、スポーツドリンク、地元のお茶などが配られる。

パンをいくつかもらって食べるが、身体が欲する量を圧倒的に下回っていたことを後になって気付くこととなる…。

 

ここからは、さらに山あり海ありのルートだ。

約2kmの登坂となる卯辰越は、ヨッシーと談笑しながらクリアできるペースで乗り切る。

ここで何人も抜いたが、ヨッシーのスタミナは大丈夫らしい、久々の自転車という割にはなかなか強い。

各々のペースでダウンヒル後は再合流し、北灘の海沿いを鳴門スカイラインに向かって一気に飛ばす。

絶好の追い風である、ここで一気にペースと時間を稼ぐことに成功。

 

こんな海の目の前も疾走できる!(写真右のプリケツはヨッシー)

 

鳴門スカイラインからは激坂、海、そして激坂の繰り返し。

上りの距離は短いが、勾配が10%を超える難所である。

激坂クリア後はスカイラインを一度外れ、写真にあるような海沿いの道へ。

ここはなかなかのもので、このイベントにおけるハイライトとも言えるのではないだろうか。

 

そして天国もあれば地獄もあるとばかりに、再度スカイラインに合流する際に最大勾配30%はあるという室の激坂が待ち受ける。

さすがにバイクを降りて歩いて上る人もちらほら。

 

 

みんな続々とゴールへ

 

そして無事ゴール。

65kmの道中、ヨッシーとは食生活ネタや体重ネタ、よく行くライドコースの話などで盛り上がった。

特に食生活ネタは、いかに私が食が細い人間かを実感することになったという…。

 

食生活と言えば、ライド中やたらと空腹感に襲われた。

スタート直後に急に空腹を感じ[一本満足]を食べたものの、鳴門スカイラインで再び空腹に。

万が一のためにもう1本持っていた[一本満足]も食べることに…、一本で満足できてないじゃん!

大麻のエイドステーションでの補給も、明らかに少なかったということだろう。

 

ヨッシーと記念撮影

 

ゴール後はパンやらうどんやらをもらって食べ、スペシャライズドブース前でグズグズと。

朝に挨拶できていなかった人に改めて挨拶したりしつつ。

ゴールした人たちがポツポツ帰り始め、私もヨッシーと解散。

 

スペシャライズドのボトルや鳴門名産の糸わかめなどが参加賞に

 

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解散後しばらく私は会場に残り、幸平くんや梨絵さんとお話をさせていただき、いろいろと情報収集。

お二人ともに「もっとマウンテンバイクを知ってほしい!」とおっしゃっていましたね。

不定期サイクルライターとしても、何かできることはないかと真剣に考えたいところ…。

梨絵さんからは「まず自分でマウンテンバイクに乗ってみることですね!」と言われ、何とも耳が痛い…。

幸平くんからは、来シーズンのことやトレーニングについて、現在の身を置いている環境についてなど、実にリアルな話が聞けました。

 

スタッフでもない、一般参加者の私がここまでお二人に近付いて良いのかとも思いつつ…。

とにかく、お二人から聞いた話は今後私自身の活動に活かしていきたいなと真剣に思っております。

長い時間割いてお話してくれたご両人には本当に感謝!

 

鳴門ライド最大の戦利品! スペシャライズドのグローブに幸平くん(左)、梨絵さん(右)のサインを入れていただく。幸平くんからは「Sukesan」と私のニックネームまで!

 

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ここからはちょっと反省を…。

あくまで、私自身を中心に置いて見ているものなので、他の方からしたら全く違う解釈になることは大いにあるだろうということを、あらかじめお断りしておきます。

 

まず、このようなイベントにおいても、交通マナーの問題は切実です。

交通量の多い道で、わざわざ2列走行するライダーたち。

前走者を抜くための動きであったとしても、後方からくる自動車の存在を知ってか知らずか、やってはいけない走り方をしてまで追い抜く必要性はそこにはありません。

また、交差点各所にボランティアスタッフが立ち、信号が赤になった場合、また信号の無いところでは車通りに合わせて停止の指示を出してくれていました。

一部、それを無視して横断するライダーが見受けられました。

みんなで渡れば怖くない的な意識なのでしょうか、何故停止の指示を無視するのか。

日頃の走りは、このようなイベント時にもついつい出てしまうものです。

そういう人は特に目立っているということを、すべてのライダーが自認する必要があると感じました。

 

また、ライド中の声掛けや手信号なども重要。

数人の列で走っている場合は、前方の様子が分からないケースも多く、手信号があるのと無いのでは大きな差が生まれます。

声掛けや手信号を出す余裕がないライダーもいるのかな、と感じたり。

個人的に思うのは、イベントの開会式などで手信号の出し方を軽くでも触れておくと、参加者にとって有益になるのではないかなと。

 

私自身の反省点も多く、まとめるのが難しいのですが…。

何より、自分のことに精一杯になってしまい、知り合いの方への挨拶はおろか、私が誘って一緒に参加してくれたヨッシーにさえ思うように気を回せなかったのは本当に申し訳なかった。

凄く悔しくて、未だに悶々としています。

 

65kmを走るにあたって、私の中での決め事としては久々のライドだというヨッシーをちぎらないことで、その点での最低限のノルマは達成。

また、同じ時間、同じコースを走る人たちは顔や名前を知らずとも、私はみんなを友人だと思って臨んでいました。

前もって声をかけることで危険を未然に防げたり、みんなが安全に走ることができるためなら、積極的に動こうと思っていました。

卯辰越のダウンヒルで脱いだジャケットをリアホイールに絡ませかけていた人を止めたり、鳴門スカイラインの激坂で蛇行しながらも必死に上っている人たちにできるだけ路肩側を走るよう促したり、スタッフでもない一般参加者がこんなことをするのは越権行為だと言われるかもしれません。

でも、こういうのは日頃から走り慣れている“強い”ライダーが率先してやらないといけないと思うのです。

激坂で己の限界に挑戦すべくガシガシ踏んでいくのも良いけれど、それは他の機会にもできること。

その時々で、今できることは何なのかを考えて動くべきではないかと私は考えます。

 

あっ、まぁ私は全くもって“強い”ライダーではございません…それだけはハッキリさせておきます(笑)。

 

また、私自身もっといろんなイベントや走行会に顔を出していかねばならないなとも思った次第。

前記したことにつながる部分があるのですが、1,2回お会いしたことのある方にご挨拶しても「誰やねん!?」って反応されてしまうのは正直辛い…(涙)。

もちろんその逆もしかり。

やはり今後は積極的に参加して、顔を売っていかねばならないと強く思っております。

挨拶してくださったのに、愛想の無い返しをしてしまった方にはこの場をお借りしてお詫びいたします。

 

———-

 

というわけで、まとまりそして脈略の無いイベント報告はこれにて終了。

ちなみに、荷物が増えた帰りは迎えを呼ぶことにし、自走帰宅は断念。

それにしても、帰りに幸平くんが見送ってくれたのは本当に嬉しかったなぁ…マジでありがとう!

 

自転車王国とくしまライド in 鳴門オフィシャルサイト http://narutoride.r25.me/