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ジロ・デ・イタリア-Review(第19~21ステージ、戦評)

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最後の3ステージのReviewと、戦評をまとめてみたいと思います。

まぁいつものごとく、戦評は結構な偏りがありますので軽く読み流す程度でお願いします(笑)。

 

第1~3ステージのReviewはこちら

第4~7ステージのReviewはこちら

第8~11ステージのReviewはこちら

第12~15ステージのReviewはこちら

第16~18ステージのReviewはこちら

 

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ジロ・デ・イタリア-5月5-27日

 

●第19ステージ(Treviso~Alpe di Pampeago/Val di Fiemme、198km、難易度5)-5月25日

 

【結果】

1.ローマン・クロイツィゲル(チェコ、アスタナ) 6:18:03

2.ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ) +19″

3.ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +32″

 

【総合(マリア・ローザ)】

1.ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 84:06:13

2.ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ) +17″

3.ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD) +1’39”

 

●ポイント賞(マリア・ロッソ・パッショーネ)

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、SKY) 138pt

 

●山岳賞(マリア・アッズーラ)

マッテオ・ラボッティーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・セッレイタリア) 65pt

 

●ヤングライダー賞(マリア・ビアンカ)

リゴベルト・ウラン(コロンビア、SKY) 84:09:34

 

●チーム総合

モビスター 251:17:10

 

フルリザルト(公式サイト)

 

5つのカテゴリー山岳を通過し、獲得標高5000m超えの超級山岳ステージ。

ゴール地点となるパンペアーゴを2回通過。

ゴール前3kmは最大勾配16%、平均勾配11.7%の高難易度。

 

山岳を進むにつれ逃げ集団がばらける中、メイン集団はリクイガスとカチューシャが中心でコントロール。

1回目のパンペアーゴ通過時点でメイン集団は30人ほどに。

 

最後から2つ目となる2級山岳でメイン集団からカタルドとクロイツィゲルがアタック。

逃げ続けていたカザールとピラッツィに追い付くと、そのまま2回目のパンペアーゴへ。

 

残り4kmを切ってクロイツィゲルが飛び出すと、他の3人は対応できず。

一方のメイン集団では、残り3kmを前にスカルポーニがアタックすると、総合上位勢のみが生き残る展開に。

スカルポーニのハイペースの牽きに各選手徐々にダメージを受け、最後まで食らいついたのはヘシェダルのみに。

 

第17ステージでまさかの惨敗を喫したクロイツィゲルは最後まで意地を見せ、最後は追い詰められながらも雪辱となるステージ優勝のゴールへ。

2位争いは、残り1100mでアタックしスカルポーニを振り切ったヘシェダルが19秒遅れでゴール。

ゴール目前でスカルポーニを逆転したロドリゲスに対し13秒差を付け、総合でも17秒差に。

終盤のハイペースに屈したバッソはトップから55秒遅れの6位でのゴールとなり、総合でも1分45秒遅れに。

 

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●第20ステージ(Caldes/Val di Sole~Passo dello Stelvio、219km、難易度5)-5月26日

 

【結果】

1.トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM) 6:54:41

2.ダミアーゴ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD) +56″

3.ミケル・ニエベ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) +2’50”

 

【総合(マリア・ローザ)】

1.ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 91:04:16

2.ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ) +31″

3.ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD) +1’51”

 

●ポイント賞(マリア・ロッソ・パッショーネ)

ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 139pt

 

●山岳賞(マリア・アッズーラ)

マッテオ・ラボッティーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・セッレイタリア) 84pt

 

●ヤングライダー賞(マリア・ビアンカ)

リゴベルト・ウラン(コロンビア、SKY) 91:09:08

 

●チーム総合

ランプレ・ISD 272:34:29

 

フルリザルト(公式サイト)

 

今大会のチマコッピ・ステルヴィオでの最終決戦となった第20ステージ。

5つのカテゴリー山岳が控え、ステルヴィオの1つ前には1級山岳・モルティローロがそびえる難コース。

 

レース前半の第18ステージの勝者であるグアルディーニらスプリンターを中心に、上りでチームカーにつかまった選手たちが次々と失格になるハプニングはあったものの、前方では順調に距離を消化。

モルティローロでは逃げメンバーからザウグが1人抜け出し、激坂をクリア。

メイン集団からは総合8位に付けるデヘントがアシストのカラーラとともに飛び出し、そこにクネゴらが乗る展開に。

 

ステルヴィオに突入すると、ザウグにデヘントらが合流。

続いてニエベらも加わり、総合ジャンプアップを狙って登坂に入ります。

メイン集団はこの時点で総合上位勢だけしか残っていない状態。

 

残り20kmを切ってデヘントがアタックすると、ニエベとクネゴだけが反応。

そこから残り13kmを切って再びデヘントが攻撃を仕掛けると、いよいよ独走態勢に。

メイン集団ではヴァンデヴェルデがヘシェダルのために牽き続けるも、デヘントとの差は開く一方。

ヴァンデヴェルデが仕事を終えると、総合上位勢によるお見合いとなり、翌日のTTを見据え最もマリア・ローザに近くなっているヘシェダルが自ら牽かされる格好に。

 

あわやバーチャルマリア・ローザかというところまでタイム差を広げたデヘントは、驚異的な走りで完璧なステージ優勝。

TTを得意とすることもあり、一躍総合優勝候補に。

デヘントから後れをとったものの、自分のペースを貫いたクネゴが2位、ニエベが3位に。

 

総合争いは、ヘシェダルのペースにまずはバッソが脱落。

そしてスカルポーニがアタックすると、ヘシェダルとロドリゲスが遅れます。

しかし、ゴール直前で猛追したロドリゲスがゴール前でスカルポーニをパスし、そのまま4位でゴール。

その12秒差でスカルポーニが、さらに14秒差でヘシェダルがゴール。

 

総合争いはロドリゲスとヘシェダルが31秒差で最終ミラノでのTTに臨むことに。

また、2分18秒差の総合4位までジャンプアップしたデヘントの逆転表彰台はおろか、総合優勝の可能性も出てくる形に。

また、ロドリゲスはこの日ステージ4位となり、マリア・ロッソ・パッショーネをカヴェンディッシュから奪取することに成功し、最終ステージを前にポイント賞をほぼ手中に収めました。

 

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●第21ステージ(Milano~Milano、28.2km、難易度3)-5月27日

 

【結果】

1.マルコ・ピノッティ(イタリア、BMCレーシングチーム) 33:06

2.ジェラント・トーマス(イギリス、SKY) +39″

3.ジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック・ニッサン) +53″

 

フルリザルト(公式サイト)

 

ここまでグルペットでやり過ごしてきたTTスペシャリストにとって、最後の大チャンス。

また、総合争いも最終ステージまでもつれ、多くの見どころがありました。

 

この日の優勝候補筆頭とも言われたトーマスは期待にたがわず、33分45秒をマーク。

他を圧倒するスピードを見せ、更新は難しいと見られていました。

ところが、この大会は落車の影響もあり総合争いを諦めていたピノッティが本領を発揮。

33分06秒、平均時速にして51km/hをマーク。

余裕のステージ優勝となりました。

 

一方の総合争い。

総合4位のデヘントは第1計測ポイントで5位のタイム。

スカルポーニも13位のタイムで通過し、好ペースを刻みます。

ヘシェダルはデヘントを1秒上回るタイムで通過し、ロドリゲスはヘシェダルから29秒遅れのタイム。

この時点でヘシェダルのマリア・ローザ獲得の可能性が高まります。

第2計測ポイントではデヘントとヘシェダルが同タイム。

ロドリゲスはこの時点でヘシェダルに逆転を許し、厳しい状況に。

 

デヘントの勢いは衰えず、34分07秒の好タイムで5位に。

スカルポーニがデヘントから53秒遅れでゴールし、デヘントの3位以内が確定。

ヘシェダルは後半失速したものの、34分15秒で6位のタイムをマークし総合2位以内を確定させます。

そして最終走者のロドリゲス。

後半猛追したものの35分02秒、ヘシェダルから47秒遅れでゴールし、16秒差で総合2位に。

 

この結果、ヘシェダルが初のジロ総合優勝を飾りました。

 

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【総合(マリア・ローザ)】

1.ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ) 91:39:02

2.ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +16″

3.トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM) +1’39”

4.ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD) +2’05”

5.イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +3’44”

6.ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD) +4’40”

7.リゴベルト・ウラン(コロンビア、SKY) +5’57”

8.ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、コルナゴCSF・イノックス) +6’28”

9.セルジオ・エナオ(コロンビア、SKY) +7’50”

10.ミケル・ニエベ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) +8’08”

 

●ポイント賞(マリア・ロッソ・パッショーネ)

ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 139pt

 

●山岳賞(マリア・アッズーラ)

マッテオ・ラボッティーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・セッレイタリア) 84pt

 

●ヤングライダー賞(マリア・ビアンカ)

リゴベルト・ウラン(コロンビア、SKY) 91:44:59

 

●チーム総合

ランプレ・ISD 274:19:46

 

フルリザルト(公式サイト)

 

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【戦評】

久々に最終ステージまでもつれる展開となったジロ・デ・イタリア。

ザックリとではありますが、ポイントを挙げてみたいと思います。

 

●総合

まずは何と言ってもヘシェダル。

総合上位を狙える選手であると言われていたものの、最終的にはマリア・ローザを獲得する最高の結果に。

山岳ステージでの安定感は勝利をもたらした要因と言えるでしょう。

それだけでなく、自ら積極的に攻撃に出る姿勢で他の選手の追随を許さなかった点も大きな要素。

さらには、TTTを含むタイムトライアルでの好走も光りました。

大会期間中、TTに強いとは言われていたものの、グランツールでのTT実績はそう高いものとは言えず、特にミラノステージに関しては未知数だっただけに、最後の最後での快走は見事。

今後は総合系ライダーとしてさらなる飛躍を図りたい。

 

ロドリゲスはまたも惜しい結果に。

これまでの敗因として多かったTTの改善が見られたのは収穫。

第10ステージの激坂ゴールで圧勝したように、上りでの一発を武器にここまで戦えることを証明した今大会でした。

ただ、上りでのハイペースを維持することをそう得意としていない分、終盤の難関山岳ステージで大きくアドバンテージを築けなかったのが最後の最後の響く形であったことは否めません。

とはいえ、ここ最近はグランツールのみに照準を絞る総合系ライダーが多数を占める中、シーズンを通してハイレベルで安定した成績を残す数少ない選手であることは間違いありません。

 

まさに“ダークホース”の名がピッタリと当てはまるのが総合3位のデヘント。

これまで“逃げ屋”として驚きのパフォーマンスを見せてきた選手でしたが、チマコッピを制した第20ステージの圧勝劇はその逃げ屋としての勘が活きたと言えそう。

かねてから評価の高かったTTのみならず山岳での強さも証明し、今後はベルギーを代表する総合系ライダーとしての道を歩んでいくことになりそう。

結婚式によるツール回避が既に決まっており、次のビッグレースはブエルタか。

 

ディフェンディングチャンピオンとして臨んだスカルポーニや、5位のバッソは今できうる最大限のレースをしたという印象。

スカルポーニはクネゴとのダブルエース態勢で臨み、最終的にはチーム総合優勝にもつなげる結果に。

しかし、たびたび仕掛けた攻撃が実らず、あと一歩及ばなかった印象。

一方バッソはシーズン序盤の絶不調から上手く立て直しての総合5位。

2年前のジロ総合優勝時とほぼ同じ歩みをしていただけに、今回も最も総合優勝に近い選手と見られていた時期もありましたが、最後は強力なアシスト陣が機能せず、自らも力尽きた格好。

 

今回はイタリア勢が総合表彰台に臨めないという事態となり、来年以降各チーム・選手たちがどう雪辱するか見もの。

最終的に総合6位とまとめたクネゴや、総合8位に入り復活したポッツォヴィーヴォらの奮起に期待。

 

マリア・ビアンカをチーム内で移動させ続けていたウラン、エナオのコロンビア人は今後に大きな期待を抱かせる結果を残しました。

ともにSKYの総合系を担う選手として、今後もウィギンスに続く存在として期待して良いでしょう。

 

●スプリント

ゴール前のテクニカルなコーナーなどでのトラブルが多発し、有力スプリンターたちが力を発揮できないステージが多かったものの、やはりカヴェンディッシュとゴスの2人が抜け出ていた印象。

 

特にカヴェンディッシュは鉄壁のリードアウトマンを揃え、3勝の活躍。

結果的にマリア・ロッソ・パッショーネの獲得にはいたらなかったものの、敢闘賞を獲得しかろうじて今回のジロで名を残すことに成功。

アシストが機能しなかったケースでも、他の有力選手の番手に付けて差し切る上手さを見せられる点で、一枚も二枚も他のスプリンターの上をゆく存在と言えそう。

 

第3ステージでチームにグランツール初勝利をもたらしたゴス。

第9ステージでの落車が響き、その後のステージで勝利を収めることができなかったものの、カヴェンディッシュに続くスプリンターの1人であることは間違いなし。

スピードマンの多いチームだけに、リードアウトが機能し好位置からスプリントを開始できれば、まだまだ勝利を量産するチャンスはあるでしょう。

 

昨年は上りスプリント、今年は大混乱のスプリントを制し、難しい状況での勝負強さに秀でたベントソや、第11ステージを勝利し第3ステージでの斜行の汚名を返上したフェラーリも十分評価に値する戦いぶり。

特にフェラーリは問題となった第3ステージ以外でもたびたび上位に食い込み、実力のあるところを見せていたことは見逃せません。

また、第18ステージでカヴェンディッシュを完璧に打ち負かした若きスプリンター・グアルディーニの勝利も称賛に値する走りでした。

 

●その他

TTスペシャリストとしての将来を嘱望されるフィニーは第1ステージを勝利し、マリア・ローザを3日間着用。

今後はどう成長するか注目の逸材。

 

昨年までNIPPOに所属し日本のレースでも大活躍したルビアーノが第6ステージを制し、一時は山岳賞争いのトップに。

元々の実力はもちろんですが、日本のレースで戦った選手たちにも世界へ羽ばたくチャンスがあることを意味する活躍だったと言えるでしょう。

 

そしてその山岳賞を奪取し、最後まで守り続けたラボッティーニ。

第15ステージでの劇的なステージ優勝は、今大会のハイライトの1つに数えられることでしょう。

まだプロ2年目、今後どこまで力を伸ばせるか期待の1人。

 

最終的に総合争いから後れをとったものの、第7ステージを制したティラロンゴや、第19ステージを制したクロイツィゲルの活躍は、アスタナチームの今シーズンの強さを裏付けるものでした。

シールドライエルスやカンゲルトといった若手のアシストとしての働きぶりも見事。

 

第16ステージで大逃げを決めたイザギレもエウスカルテルで今一番売り出し中の若手。

逃げを得意とする兄とは対照的に、ミドルツールなどでは総合力も発揮しており、将来的にはS・サンチェスやアントン、ニエベらに続く存在になる可能性も。

 

そして別府選手の2年連続の完走は外すことができません。

今年は第7ステージで逃げを決め、大きな期待を抱かせてくれました。

また、スプリント時のリードアウト前半部を担当し、たびたび集団を牽引する姿がありました。

今回のアシストとしての働きぶりは大会を通じて注目される存在となり、よりトップライダーとしての地位を確立した3週間であることは間違いありません。

次はやはり勝利が欲しいところ。

今シーズン中にぜひとも勝利を飾るシーンを見せてほしいものです。

 

ジロ・デ・イタリアオフィシャルサイト http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2012/it/

 

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ジロ・デ・イタリア-Review(第16~18ステージ)

1件のコメント

最後の最後までもつれにもつれた今年のジロ。

既に閉幕してしまい、こちらでのReviewがだいぶ追い付いておりません…。

そもそも同時進行なんぞ私のスキルでは難しく、まぁ気ままにタイミング見ながらやっている感じですので、もし読んでいただけるのであれば「あぁ、こんなシーンあったな…」くらいの感覚で捉えていただけると嬉しいです。

そう大きな期待はせずにお願いします(笑)。

 

早速脱線しましたが、今回はひとまず第16~18ステージをReview。

劇的な最終3ステージは…もったいぶっているということにしてくださいませ!

 

第1~3ステージのReviewはこちら

第4~7ステージのReviewはこちら

第8~11ステージのReviewはこちら

第12~15ステージのReviewはこちら

 

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ジロ・デ・イタリア-5月5-27日

 

●第16ステージ(Limone sul Garda~Falzes/Pfalzen、173km、難易度3)-5月22日

 

【結果】

1.ヨン・イザギレ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) 4:02:00

2.アレッサンドロ・デマルキ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ) +16″

3.ステフ・クレメント(オランダ、ラボバンク) +16″

 

【総合(マリア・ローザ)】

1.ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 69:22:04

2.ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ) +30″

3.イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +1’22”

 

●ポイント賞(マリア・ロッソ・パッショーネ)

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、SKY) 110pt

 

●山岳賞(マリア・アッズーラ)

マッテオ・ラボッティーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・セッレイタリア) 41pt

 

●ヤングライダー賞(マリア・ビアンカ)

セルジオ・エナオ(コロンビア、SKY) 69:23:59

 

●チーム総合

モビスター 206:52:22

 

フルリザルト(公式サイト)

 

休養日明けのステージは、逃げ有利なレイアウト。

その通り、序盤に逃げた選手たちによるステージ争いとなります。

 

10人の逃げは、ゴールまで5kmを切って登場する勝負どころの急坂で動きます。

エラダのアタックをきっかけに、好反応を見せたのはイザギレ。

エラダのほか、デマルキやフランクが追走を試みるも結局ゴールまで追い付くことは無く。

今シーズン、ステージレース・ワンデーレースともに上位でゴールするなど成長株の1人であったイザギレがグランツール初勝利。

デマルキは第14ステージに続き、今回も惜しいところでステージ優勝を逃す結果に。

 

メイン集団は翌日からの難関山岳に向け、無理をせず集団でゴール。

一時は逃げに対し13分以上の大差を容認するも、最終的には9分弱の差でステージを終えています。

 

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●第17ステージ(Falzes/Pfalzen~Cortina d’Ampezzo、186km、難易度5)-5月23日

 

【結果】

1.ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 5:24:42

2.イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス) s.t.

3.ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ) s.t.

 

【総合(マリア・ローザ)】

1.ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 74:46:46

2.ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ) +30″

3.イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +1’22”

 

●ポイント賞(マリア・ロッソ・パッショーネ)

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、SKY) 110pt

 

●山岳賞(マリア・アッズーラ)

マッテオ・ラボッティーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・セッレイタリア) 65pt

 

●ヤングライダー賞(マリア・ビアンカ)

リゴベルト・ウラン(コロンビア、SKY) 74:49:42

 

●チーム総合

モビスター 223:11:25

 

フルリザルト(公式サイト)

 

雌雄を決する第3週の超級山岳第1戦。

2級、1級、2級、1級とこなし、最後はゴールに向かって約20kmのダウンヒル。

この日最後の1級山岳であるパッソ・ジャウは平均勾配9.3%。

ここの上りと下りで大きな差が付く可能性があると言われていました。

 

総合上位を狙う選手たちの中でニエベがこの日2つ目のカテゴリー山岳で抜け出しを図るも、結局成功にはいたらず。

一方で、2つ目の2級山岳で優勝候補の1人であるクロイツィゲルがまさかの脱落。

上りでの高速巡航を図るリクイガスのペースに対応できず、この時点で優勝戦線から離脱することとなります。

 

パッソ・ジャウに突入し、バッソが自らのペースに持ち込むと今大会好調だったティラロンゴやデヘントが脱落。

ここで生き残ったのはバッソのほか、ロドリゲス、ヘシェダル、スカルポーニ、ウラン、ポッツォヴィーヴォの6人。

いよいよ総合優勝を争うメンバーが絞られる格好に。

 

頂上に近づきヘシェダルやウランがアタックを試みるも失敗。

そして頂上を目前にポッツォヴィーヴォが一気にペースアップすると、スカルポーニとウランが遅れます。

 

4人のダウンヒルはヘシェダルが抜群のテクニック。

下りが苦手なバッソはたびたび中切れを起こしかけ、ロドリゲスにポジションを奪われるなどピンチがあるも何とか持ちこたえます。

また、スカルポーニとウランも下りで集団に復帰し、6人でのゴールスプリントに。

 

若干の牽制はあったものの、このメンバーではやはりロドリゲスのスプリントが一枚上手。

バッソやヘシェダルの粘りはあったものの、危なげなくステージ勝利を飾りました。

 

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●第18ステージ(San Vito di Cadore~Vedelago、149km、難易度1)-5月24日

 

【結果】

1.アンドレア・グアルディーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・セッレイタリア) 3:00:52

2.マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、SKY) s.t.

3.ロベルト・フェラーリ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ) s.t.

 

フルリザルト(公式サイト)

 

今大会最後のスプリントステージ。

出場選手中、マリア・ロッソパッショーネを狙う“唯一”の選手、カヴェンディッシュにとっては1ポイント差に迫られたロドリゲスとの差を何としても広げたいところ。

後のステージを考えると、最低限ステージ優勝がノルマでもありました。

 

実際、中間スプリントポイント目前に逃げを吸収。

アシスト全員を使っての早々の攻撃で一時集団で中切れが発生したほど。

無事1位通過し、まずは5ポイント獲得。

 

その後、フーガ賞狙いの選手たちによる逃げはあったものの、最終局面までに難なく吸収し定石通りのスプリントへ。

ところが、中間スプリントに脚を使ったSKYの勢いに伸びが無く、サクソバンクトレインに主導権を握られる状況に。

それでもアイゼルとトーマスのリードアウトで、カヴェンディッシュは好位置からスプリントを開始。

 

しかし途中で脚を使ったのがアダとなったか、カヴェンディッシュは伸びず。

別ラインから抜群の伸びを見せたのは、最終コーナーでカヴェンディッシュの2つ後ろにいたグアルディーニ。

イタリア期待の若きスプリンターが最後のスプリントステージでビッグな勝利を収めました。

 

カヴェンディッシュはこの敗戦によりマリア・ロッソパッショーネをミラノまで守ることができるか微妙な状況に。

翌日、翌々日に控える山岳ステージでのロドリゲスの走り次第となりました。

 

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【総合(マリア・ローザ)】 ※第18ステージ終了時点

1.ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 77:47:38

2.ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ) +30″

3.イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +1’22”

4.ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD) +1’36”

5.リゴベルト・ウラン(コロンビア、SKY) +2’56”

6.ベナト・インチャウスティ(スペイン、モビスター) +3’04”

7.ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、コルナゴCSF・イノックス) +3’19”

8.パオロ・ティラロンゴ(イタリア、アスタナ) +4’13”

9.トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM) +4’38”

10.セルジオ・エナオ(コロンビア、SKY) +4’42”

 

●ポイント賞(マリア・ロッソ・パッショーネ)

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、SKY) 138pt

 

●山岳賞(マリア・アッズーラ)

マッテオ・ラボッティーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・セッレイタリア) 65pt

 

●ヤングライダー賞(マリア・ビアンカ)

リゴベルト・ウラン(コロンビア、SKY) 77:50:34

 

●チーム総合

モビスター 232:14:01

 

フルリザルト(公式サイト)

 

ジロ・デ・イタリアオフィシャルサイト http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2012/it/

 

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ツール・ド・北海道2012 コース発表

コメントをどうぞ

今年のツール・ド・北海道のコースが5月20日に発表になりました。

 

今回は9月15日(土)から17日(祝)の日程。

ステージ数は3と縮小。

 

う~ん3ステージかぁ…、7ステージがあった時代や、チームTTがあった時代が懐かしいなぁ…。

 

なんて個人的な感情は置いておきまして、今年のコースはいずれもラインレースとなり、ここ数年組み込まれていた短距離TTやクリテリウムは設けられていません。

 

【コース】

●第1ステージ(旭川市・春光台公園~当麻町役場、159km)-9月15日

 

●第2ステージ(当麻町役場~美瑛町・丸山公園、159km)-9月16日

 

●第3ステージ(美瑛町・丸山公園~札幌市・モエレ沼公園、198km)-9月17日

 

3ステージに縮小されたとはいえ、ラインレースのみとなり距離設定などは本場・ヨーロッパのレースなどに近いものとなった印象があります。

まぁ言ってもUCI2クラスのレースで一週間以上のレースと言うのはそう多くはないので(U23対象のレースや、アジア・南米のUCIレースには間々ありますが…)、短期決戦的なイメージで捉えれば1ステージ1ステージが目を離せないものとなるはずです。

 

一応コース図を貼ってみましたが、ただでさえ広い北海道ですし、よほどの土地勘が無いと図内の説明書きでは分かりにくいと思いますので(第3ステージMAPにいたっては東が上になってしまっていますしね…)、独自にルートラボを使って高低図を作ってみました。

実際のコースとの誤差は往々にして考えられますが、参考程度までにご覧いただけますと幸いです。

 

ツール・ド・北海道2012・第1ステージ

ツール・ド・北海道2012・第2ステージ

ツール・ド・北海道2012・第3ステージ

 

こうやって見ると、中盤で標高1000mを超える山岳をこなさねばならない第2ステージがポイントになりそう。

ちなみに、この日の獲得標高は2000m超え。

このステージを制した選手が総合でも優位に立つことになるかもしれません。

第1,3ステージは集団スプリントになると予想。

 

ここからは余談…。

私にとって、サイクルロードレースとの出会いはツール・ド・フランスでもなく、ランス・アームストロングでもなく、ミゲル・インデュラインでもなく、まさしくこのツール・ド・北海道であったりします。

故郷で生まれた大きなスポーツイベントは当時幼かった私の心を惹き、気が付くとサイクルロードレースにハマりこんでいったのであります。

大会が始まった頃は、今中大介さんやNIPPOの大門宏監督らの全盛期。

14年前には、当時大会を席巻してたオーストラリア勢やアイルランド勢を撃破して行成秀人選手が総合優勝した時の札幌ステージを観戦。

あの頃は札幌ステージが真駒内公園でのクリテリウムで、私の目の前で行成選手やアイルランド選手を含んだ落車が起きたことを鮮明に覚えています。

そして、苦痛に顔をゆがめながら何とか総合優勝のゴールを果たした行成選手…いやぁ懐かしい!

 

そんなこともあって、今でもツール・ド・北海道の時期になるとワクワクする自分がいます。

私個人の感覚では、日本のサイクルロードレースと言えばツール・ド・北海道、というイメージが強いです。

それだけに、日本最大のステージレースとして大会名の通り北海道一周するレースに発展してほしいと願っている次第です。

 

余談が過ぎました。

今後出場チームの発表などもあるでしょう。

注目すべき情報があれば、このブログでもアップしていきたいと思います。

 

ツール・ド・北海道オフィシャルサイト http://www.tour-de-hokkaido.or.jp/

 

ツアー・オブ・カリフォルニア-Review(第5~8ステージ)

コメントをどうぞ

ツアー・オブ・カリフォルニアの後半ステージを振り返ります。

TTや山岳ステージが続き、総合順位も大きくシャッフルすることとなります。

第1~4ステージのReviewはこちら

 

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ツアー・オブ・カリフォルニア-5月13-20日

 

●第5ステージ(Bakersfield、29.7kmTT)-5月17日

 

【結果】

1.デヴィッド・ザブリスキー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ) 35:59

2.イェンス・フォイクト(ドイツ、レディオシャック・ニッサン) +23″

3.ティジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +34″

 

【総合】

1.デヴィッド・ザブリスキー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ) 20:29:31

2.ティジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +34″

3.ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ラボバンク) +39″

 

●チーム総合

ガーミン・バラクーダ 61:30:28

 

●ヤングライダー賞

ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 20:30:32

 

●山岳賞

セバスチャン・サラス(カナダ、オプタム・パワードバイ・ケリーベネフィットストラテジーズ) 40pt

 

●スプリント賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 60pt

 

フルリザルト(公式サイト)

 

さほど大きなアップダウンではないものの、ゴール前約2kmで100m上るレイアウト。

前半に登場したうち、チャリンギやフォイクトといった独走力に長けた選手たちが力を発揮します。

 

そんな中、圧倒的なスピードを見せたのが“キャプテンアメリカ”のザブリスキー。

1人異次元の走りを見せ、唯一の36分切りとなる35分52秒でゴール。

その平均スピードは49.7km/h。

 

総合勢では、地元アメリカのヴァンガーデレンが34秒遅れの3位。

また、ヘーシンクが39秒遅れの4位と健闘し、翌日以降のステージにつなげています。

 

リーダージャージのサガンは、やはり苦手のTTでジャージを明け渡す形に。

前日までの好走をアピールすべくポーズを決めながらゴールしました。

 

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第6ステージ(Palmdale~Big Bear Lake、186.3km)-5月18日

 

【結果】

1.シルヴァン・ジョルジュ(フランス、アージェードゥーゼル・ラモンディール) 5:07:06

2.ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) +28″

3.ペーター・ベリトス(スロバキア、オメガファーマ・クイックステップ) +28″

 

【総合】

1.デヴィッド・ザブリスキー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ) 25:37:05

2.ティジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +34″

3.ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ラボバンク) +39″

 

●チーム総合

ガーミン・バラクーダ 76:53:10

 

●ヤングライダー賞

ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 25:38:06

 

●山岳賞

セバスチャン・サラス(カナダ、オプタム・パワードバイ・ケリーベネフィットストラテジーズ) 65pt

 

●スプリント賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 72pt

 

フルリザルト(公式サイト)

 

前半に1つ、ダウンヒル後の後半には約80kmにわたる上りが続く山岳をクリアする、本格的な山岳ステージ。

終盤の約20kmはほぼ平坦とあり、そこまでに残ったメンバーによるステージ争いが例年のパターン。

 

この日の逃げには日本チャンピオンジャージで出場の土井選手の顔も。

順調にメイン集団とのタイム差を広げ続けるも、ゴールまで残り50km手前でジョルジュと山岳ポイント狙いのサラスがアタックし抜け出します。

山岳ポイント通過後はサラスが意図的にメイン集団を待つ動きをとり、ジョルジュはゴールまでの約45kmを1人で走ることとなります。

 

しかし勢いは衰えることなく、メイン集団の追撃に遭いながらもジョルジュは見事な大逃げ勝利を決めます。

28歳と遅咲きのネオプロが大金星とも言える劇的なステージ優勝を飾りました。

 

ジョルジュを追ったメイン集団では時折アタックがかかるも、どれも決定打にはいたらず。

結局ジョルジュから28秒遅れで40人ほどのスプリント。

ここをサガンが制し、ポイント賞ジャージを堅守しています。

 

好走を見せた土井選手は残り27kmで吸収され、最終的に15分ほど遅れてゴール。

 

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●第7ステージ(Ontario~Mt. Baldy、126.0km)-5月19日

 

【結果】

1.ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ラボバンク) 3:37:08

2.ジョン・アタプマ(コロンビア、コロンビア・コルデポルテス) s.t.

3.ファビオ・デュアルテ(コロンビア、コロンビア・コルデポルテス) +14″

 

【総合】

1.ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ラボバンク) 29:14:52

2.デヴィッド・ザブリスキー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ) +46″

3.トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・バラクーダ) +54″

 

●チーム総合

レディオシャック・ニッサン 87:49:41

 

●ヤングライダー賞

ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ラボバンク) 29:17:22

 

●山岳賞

セバスチャン・サラス(カナダ、オプタム・パワードバイ・ケリーベネフィットストラテジーズ) 65pt

 

●スプリント賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 72pt

 

フルリザルト(公式サイト)

 

126kmと短いながらも、ゴールまでの約46kmで高度1500m以上を上るまさにクイーンステージ。

前半からホーナーの総合ジャンプアップを狙うレディオシャック勢が4人逃げに送り込み、ハイペースでレースは推移。

 

残り約38kmで満を持してホーナーがアタック。

そこにアタプマが乗り、2人で逃げる態勢を作ります。

一時はホーナーがバーチャルリーダーとなるも、メイン集団ではガーミンとラボバンクが必死の牽引。

 

残り5kmを切って、先頭ではアタプマがアタックしホーナーを置き去りに。

メイン集団ではヘーシンクがアタックし、この動きでザブリスキーは脱落。

ヘーシンクにダニエルソンが付き、2人で前を追います。

 

ダニエルソンを振り切ったヘーシンクは、そのままの勢いでアタプマと合流。

ゴールまで3kmを切って2人の優勝争いに。

ゴールスプリント態勢に入りヘーシンクが先行するも、ゴール前の左カーブの入りを誤り若干のオーバーラン。

アタプマがインから攻めたものの、何とか先頭を守りヘーシンクがステージ優勝。

そのままリーダージャージも獲得。

 

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●第8ステージ(Beverly Hills~Los Angeles、72.0km)-5月20日

 

【結果】

1.ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 1:27:36

2.トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) s.t.

3.ゲラルド・チオレック(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ) s.t.

 

フルリザルト(公式サイト)

 

高級住宅地・ビバリーヒルズをスタートし、ロサンゼルスの華やかな街並みを走る最終ステージ。

距離が短いこともあり、逃げに対し余裕をもってタイム差を調整するメイン集団。

 

逃げは残り5kmまでに吸収。

そしてゴールに向けてはラボバンクやΩクイックが積極的にリードアウトを見せながら最終局面へ。

 

チオレックからベストな位置で発射されたボーネン。

しかしボーネンから一瞬早くスプリントを開始したサガンが上手くスピードに乗せ、ゴールライン手前で逆転。

今大会5勝目となるスプリント勝利を飾りました。

 

このレースで長いキャリアに幕を閉じるマキュアンもスプリントに参戦し、16位でゴールしています。

 

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【総合】

1.ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ラボバンク) 30:42:32

2.デヴィッド・ザブリスキー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ) +46″

3.トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・バラクーダ) +54″

4.ティジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +1’17”

5.ファビオ・デュアルテ(コロンビア、コロンビア・コルデポルテス) +1’36”

6.リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ) +2’13”

7.ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ラボバンク) +2’30”

8.クリストファー・ホーナー(アメリカ、レディオシャック・ニッサン) +2’49”

9.ティアゴ・マシャド(ポルトガル、レディオシャック・ニッサン) +2’54”

10.ピーテル・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ) +3’05”

 

●チーム総合

レディオシャック・ニッサン 92:12:41

 

●ヤングライダー賞

ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ラボバンク) 30:45:02

 

●山岳賞

セバスチャン・サラス(カナダ、オプタム・パワードバイ・ケリーベネフィットストラテジーズ) 65pt

 

●スプリント賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 87pt

 

フルリザルト(公式サイト)

 

【戦評】

今年もMt.Baldyで総合争いが決しました。

 

総合優勝のヘーシンクは完全復活を印象付けたと言えるでしょう。

昨秋の大腿骨骨折の影響で今年は出遅れ、春のクラシックまでは全くと言って良いほど結果を残せずにいただけに、ここで勢いをつけてツールへと向かいたい。

第5ステージのTTでもトップから39秒差の4位と健闘し、課題だったTTも克服しつつある点も注目。

より総合系ライダーとしての強さを身に付けつつあります。

あとは、これまで1週間程度のステージレースでは結果を残しながらも、グランツールでは落車などでコンディションを落とすケースが多く、3週間を通して調子を維持することが重要になるでしょう。

また、チームメートのケルデルマンも総合7位でヤングライダー賞獲得と、脇を固める選手たちが揃っているのも好材料。

 

その他、総合系でツールに向けて順調に調整を進めていると言えるのが、ダニエルソンやヴァンガーデレン。

怪我明けのライプハイマーや、第7ステージで攻撃を見せたホーナーも調子をまだまだ上げてくるでしょう。

 

とはいえ、今大会は何よりもサガンのスプリントに尽きるでしょう。

前半ステージ4連勝に加え、最終ステージでの1勝。

逃げ切りを許した第6ステージでもメイン集団の先頭でゴールし2位と、今回最も強かった選手であることは間違いありません。

オスとのホットラインはもとより、どのタイミング・位置からでもスプリントを仕掛けられ、トップスピードを維持できることを今回の5勝の要因。

ある程度の上りであればこなすことができ、コースレイアウトをものともしない強さはこの後のツールばかりではなく、オリンピック・世界選手権へとつなげていく可能性は大きいでしょう。

 

サガンの後塵を拝したとはいえ、ハウッスラーやボーネンも内容的には良かったと言えそう。

大会期間中にツールを回避しオリンピックを狙うことを公言したボーネンは、休養明けとあり今後まだまだ調整の余地あり。

同様にツール回避でオリンピック狙いのハウッスラーも、自らのスプリントよりは発射台としての役割を担う可能性が高いことを考えればここでの走りはまずまず。

 

チーム全体がツールに向けたトレーニングの一環だったという土井選手もチャンピオンジャージを披露し、レース内容的にも充実のものがありました。

第6ステージの逃げをはじめ、毎ステージ狙ったスプリントでもリードアウターとしての役割を果たし、さらに首脳陣からの信頼を得た様子。

次戦はクリテリウム・ドーフィネが予定され、ビッグレース転戦での好結果に期待したいところです。

 

ツアー・オブ・カリフォルニアオフィシャルサイト

http://www.amgentourofcalifornia.com/

ツアー・オブ・カリフォルニアiTunes App

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パリ~ルーベ出場チームが決定etc…(ToC関連情報あり)

ツアー・オブ・カリフォルニア-Preparation

ツアー・オブ・カリフォルニア-Review(第1~4ステージ)

 

ツアー・オブ・カリフォルニア-Review(第1~4ステージ)

2件のコメント

ジロ・デ・イタリアの一方で、ツール・ド・フランスやロンドンオリンピックを見据えた選手たちが集結したのが、ツアー・オブ・カリフォルニア。

HCクラスながら、UCIワールドツアーに匹敵するほどのレベルとステータスがあり、各チームとも充実した戦力で臨みました。

今回はスプリントメインとなった、前半4ステージを振り返ります。

 

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ツアー・オブ・カリフォルニア-5月13-20日

 

●第1ステージ(Santa Rosa、186.5km)-5月13日

 

【結果】

1.ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 4:42:35

2.ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・バラクーダ) s.t.

3.フレッド・ロドリゲス(アメリカ、エクセルジー) s.t.

 

【総合】

1.ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 4:42:25

2.ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・バラクーダ) +04″

3.ジェフリー・ラウダー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア) +04″

 

●チーム総合

BMCレーシングチーム 14:07:45

 

●ヤングライダー賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 4:42:25

 

●山岳賞

デヴィッド・ボイリー(カナダ、スパイダーテック・パワードバイC10) 22pt

 

●スプリント賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 15pt

 

フルリザルト(公式サイト)

 

アメリカ勢を中心とした逃げは、ゴール前残り約7kmで吸収。

一方、この動きの直前に優勝候補のサガンがパンク。

しかし、迅速に遅れをカバーし、さらには集団復帰直後に落車に巻き込まれかけるもこれも回避。

 

残り1kmを切って主導権を握るのはラボバンクとグリーンエッジ。

ところが、その2チームよりさらに上を行くスピードを見せたのがリクイガス。

オスの発射から、トラブルを上手く回避してスプリント態勢に入ったサガンが余裕の勝利。

発射直後からオスがガッツポーズを繰り出すほどの完勝となりました。

 

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●第2ステージ(San Francisco~Santa Cruz County、188.5km)-5月14日

 

【結果】

1.ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 5:02:00

2.ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・バラクーダ) s.t.

3.リー・ハワード(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) s.t.

 

【総合】

1.ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 9:44:15

2.ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・バラクーダ) +08″

3.リー・ハワード(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +13″

 

●チーム総合

BMCレーシングチーム 29:13:45

 

●ヤングライダー賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 9:44:15

 

●山岳賞

デヴィッド・ボイリー(カナダ、スパイダーテック・パワードバイC10) 27pt

 

●スプリント賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 30pt

 

フルリザルト(公式サイト)

 

レース終盤に控える2つの山岳がポイントでもあった第2ステージ。

この山岳2つでスプリンターを中心に多くが脱落し、メイン集団は最終的に63人にまで絞られました。

 

ゴールに向けて、リクイガスやグリーンエッジ、アルゴス・シマノらが前方に位置取る状況。

そんな中、ラスト200mでの直角カーブを抜群の勢いで抜けたのがサガン。

ハウッスラーらの追撃を許さず、最後は後ろを振り返り余裕のポーズを決めながらのゴールとなりました。

 

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●第3ステージ(San José~Livermore、185.5km)-5月15日

 

【結果】

1.ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 4:50:49

2.ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・バラクーダ) s.t.

3.トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) s.t.

 

【総合】

1.ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 14:34:54

2.ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・バラクーダ) +12″

3.ジェフリー・ラウダー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア) +24″

 

●チーム総合

BMCレーシングチーム 43:46:12

 

●ヤングライダー賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 14:34:54

 

●山岳賞

セバスチャン・サラス(カナダ、オプタム・パワードバイ・ケリーベネフィットストラテジーズ) 36pt

 

●スプリント賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 45pt

 

フルリザルト(公式サイト)

 

全体を通してリクイガスとΩクイックが集団を支配したこの日のステージ。

逃げを残り8kmで吸収し、スプリント態勢に入っていきます。

 

最終局面は第2ステージから元気な様子を見せるアルゴス・シマノが積極的に牽引。

そんな中、最初に仕掛けたの3度目の正直を図るハウッスラー。

勢いに乗ったかに見えたハウッスラーを抜群の伸びで差し切ったのは、またもサガン。

これで3連勝。

そして、ハウッスラーは3連続2位に。

3位には前日まで様子を見ながらの走りだったボーネンが食い込み、休養明けながら状態の良さをアピール。

 

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●第4ステージ(Sonora~Clovis、209.6km)-5月16日

 

【結果】

1.ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 5:18:08

2.ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・バラクーダ) s.t.

3.マイケル・マシューズ(オーストラリア、ラボバンク) s.t.

 

【総合】

1.ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 19:52:52

2.ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・バラクーダ) +16″

3.ジェフリー・ラウダー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア) +34″

 

●チーム総合

BMCレーシングチーム 59:40:36

 

●ヤングライダー賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 19:52:52

 

●山岳賞

セバスチャン・サラス(カナダ、オプタム・パワードバイ・ケリーベネフィットストラテジーズ) 40pt

 

●スプリント賞

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) 60pt

 

フルリザルト(公式サイト)

 

200km超えの長距離ステージは、6つの山岳ポイントをクリアしてからゴールまでの下りとなるレイアウト。

最後の山岳ポイントがゴールの約70km以上手前とあり、そこまでに生き残ったスプリンターによる争いに。

 

10人を超える大人数による逃げは実らず、リクイガスやガーミンがコントロールするメイン集団に吸収。

各チームスプリントに向けて動く中、残り5kmを切ってアタックしたのはザブリスキー。

抜群の独走力で3km以上逃げ続け、ハウッスラーの勝利のためのアシストを全うします。

 

この日もベストな位置でスプリントに持ち込んだのはアルゴス・シマノ。

しかしリクイガスは発射台のオスがハイスピードを維持したままサガンを発射。

1人異次元のスピードで他を圧倒。

驚異の4連勝を飾ります。

 

ハウッスラーはまたも2位。

リードアウトが機能しているアルゴス・シマノは、山岳で脱落しているキッテルに代わりクルーゲが5位に入線しています。

 

第5ステージ以降は追ってアップします。

 

ツアー・オブ・カリフォルニアオフィシャルサイト

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ツアー・オブ・カリフォルニアiTunes App

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ツアー・オブ・カリフォルニア-Preparation

 

ジロ・デ・イタリア2012・総合優勝予想アンケート

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アンケート項目を一部変更(24/5/2012)

 

どこかのタイミングで優勝予想アンケートをやろうかと思案していたのですが、いよいよ勝負の第3週に突入し総合争いも盛り上がってきたということで、まさに今やるべきかなと思った次第であります。

そんなわけで、ジロ・デ・イタリア総合優勝予想をみなさんから募ってみたいと思います。

 

今後のステージの適性から、贔屓の選手への希望的観測から、などそれぞれの視点からご投票ください。

ちなみに、今日の第17ステージから最終の第21ステージまでのコースレイアウトは以下の通りです。

 

●第17ステージ

 

●第18ステージ

 

●第19ステージ

 

●第20ステージ

 

●第21ステージ

 

なお、第16ステージ終了時点で総合トップから2分以内の選手のみピックアップしておりますが、今後急浮上してくるような選手がいれば随時ノミネートしていきます。

→第17ステージ終了時点で総合トップから4分以内の選手にアンケート項目を変更(既に投票のあったクロイツィゲルは残しています)

また、他の選手に投票したい場合は「Other」から追加も可能です。

総合順位に関しては公式サイトからご確認ください。

 

得票率の発表は最終21ステージのJsports中継開始後に私のTwitterにて発表を予定しております。

それまでの間でしたら、どのタイミングでも結構ですので良かったらご協力ください。

予想が的中したところで何があるわけでもないのですが、サイクルスポーツファンの意識調査といった感覚でご参加くださると嬉しいです。

 

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This blog is a fan of Japanese professional road cycling.

Here is the winner of Giro d’Italia 2012 General classification questionnaire.

Please come to vote you.

 

Stage 21 on the day, voter turnout will be announced in my Twitter.

 

 

ジロ・デ・イタリアオフィシャルサイト http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2012/it/

 

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ジロ・デ・イタリア-Review(第12~15ステージ)

ジロ・デ・イタリア-Preparation(コース編①)

ジロ・デ・イタリア-Preparation(コース編②)

ジロ・デ・イタリア2012・出場選手リスト

ジロ・デ・イタリア出場チームが決定

 

サイクルロードレース観戦記-ツアー・オブ・ジャパン堺ステージ(20/05/2012)

1件のコメント

追記あり(23/5/2012)

 

日本有数のUCIレース、ツアー・オブ・ジャパンの堺ステージを観戦してきました。

“TOJ”の愛称で知られる日本国内最高峰のステージレースですが、昨年は東日本大震災の影響で中止。

2年ぶり開催の今回は、私にとっても2年越しの観戦とあったのです。

 

会場に到着するなり大集団が!

移動時間などの関係でこの日はメインの個人TTの時間に合わせて会場入りしたのですが、直前の前座レースであるJCBFクリテリウムのE1クラスを少しだけ観ることができました。

何やらE2クラスでは先日の室戸合宿でご一緒させてもらった(?)方が2位に入ったとか。

う~ん観たかった…(涙)。

 

最寄り駅である百舌鳥駅のすぐ真ん前を通過するコースなので、帰りの混雑を避けるべく駅前で観戦するのもありなのでしょうけど…。

そんな横着はせず、ひとまず歩いて大仙公園へ。

前回は足を運んでいないので比較はできませんが、結構な人の入りだったような気がします。

それだけサイクルロードレースへの注目が高まっているということでしょう!

2枚目の写真のように、選手が普通に公園内をウロウロしているのも緩くてイイ!

サイクルロードレースならではの光景ですよね。

 

会場到着した時点で、スタートまで1時間を切っていたこともあり各チームウォーミングアップを開始していました。

レースを前に集中モードに入っている出場チーム・選手たち…。

 

宇都宮ブリッツェン

 

アイサンレーシング・別府監督(TAKK王子)

 

トレンガヌサイクリング

 

ジェネシス・ウェルス・アドバイザーズ

 

チャンピオンシステム

 

アイサンレーシング

 

ブリヂストン・アンカー

 

ニッポ

 

TEAM UKYO

 

マトリックス・パワータグ

 

キャノンデール・スペースゼロポイント

 

さぁ、そうこうしているうちにレーススターの時間がきてしまっていました。

慌ててスタート地点へ移動。

何より、第1グループから有力選手が登場するとあって、さすがに見逃すわけにはいきません。

 

廣瀬選手(宇都宮ブリッツェン)

 

福島選手(トレンガヌサイクリング)

 

第1グループで注目はブリッツェン・廣瀬選手、トレンガヌ・晋一兄ちゃん(福島選手)。

チーム戦術はもとより、両選手ともチームキャプテンの立場として、コース状況や走り方のポイントを押さえて後に登場する選手たちに伝えるという役割があったのだと思います。

とはいえ、晋一兄ちゃんはさすがの実力を発揮し、第1グループではダントツのトップタイムをマーク。

 

第1グループのスタートを見届けてからは、ゴール付近へ移動。

ゴール前実況席にはおぉ!

今中大介さんじゃないですか!

シマノレーシング前監督の今西さんとともにこの日の解説を務められておりました。

ポイントポイントを押さえてコメントを出す今西さんに対し、今中さんは見事に喋り倒し…(笑)。

とはいえ、無駄口を叩いているのではなく、コースや注目選手の特徴などを話されておりました。

有力選手の過去の実績などをしっかりとチェックしている点はさすがだなと思いましたね。

 

幸い、ゴール前20mほどの場所を確保し、各選手の最後のもがきを押さえるができました。

 

狩野選手(TEAM UKYO)

 

クールダウンする晋一兄ちゃん

 

西薗選手(ブリヂストン・アンカー)

 

畑中選手(シマノレーシング)

 

清水選手(ブリヂストンアンカー)

 

スタート前の辻選手(TEAM UKYO)

 

山本選手(鹿屋体大・日本学連選抜)

 

鈴木選手(シマノレーシング)

 

マリウス選手(マトリックス・パワータグ)

 

西谷選手(アイサンレーシング)

 

キャメロン・ワーフ選手(チャンピオンシステム)

 

結果、第2グループで出走したウィリアム・クラーク選手(チャンピオンシステム)が3分19秒でステージ優勝。

チャンピオンシステムの出走順は何やら単純にゼッケン順だったようで…。

最終出走のワーフ選手がエースなのかと思いきや、特にそういうわけではなかったらしい。

写真はクラーク選手優勝、ワーフ選手3位が決まり喜ぶチームの図。

今大会の優勝候補筆頭に挙げられているチームですが、決して「勝って当たり前」感を醸し出すのではなく、1勝は1勝として素直に喜びを表現する姿に好感を抱きましたね。

ぶっちゃけ、アジアを代表するプロコンチームに日本人選手が加わらず「あ~あ…」って思いが強かったのですが、今回を機に見方を変えられそうです。

全く単純すぎではありますが(笑)。

 

クラーク選手は昨年レオパード・トレックに所属し、今年チャンピオンシステムに移籍。

昨年のベストリザルトは、スプリントで7位に入ったヴォルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ第4ステージ。

何よりも、この選手を語るには今年のツアー・ダウンアンダーの第2ステージでしょう。

劇的な大逃げでステージ優勝を果たしたのは記憶に新しいところ。

また、年始のオーストラリア選手権ではハイレベルなレース展開で生き残って5位に入っており、ワールドツアーレベルの実力であることを改めて実証したと言えるでしょう。

ちなみに、この写真の直後に強引に「congrats!」「thank you!」のやり取りをかわし握手してもらったのですが、分厚い手がやたらと濡れていましたぜクラークはん…(笑)。

 

チャンピオンシステムのバイク。

手前がクラーク選手、奥がワーフ選手使用バイク。

 

上からステージ優勝、ポイント賞、総合リーダーの表彰。

開幕ステージなのでステージ優勝者がこの3つを総ナメできるわけですが…。

何だろう、結構横着な進行の仕方だったというか何というか。

クラーク選手をずっと登壇させたまま、次から次へとジャージを重ね着させる…。

着せられている時のクラーク選手の苦笑いったらね(笑)。

1つ1つ表彰してあげれば良かったのになぁと思ったり。

挙句サイズが合わなかったのか、ジャージの背中部のジッパーも上手く止められず、プレゼンターがそれを放置し始める始末(その後大会スタッフが何とか止めていましたが)。

まぁそれでも観客のみなさんは祝福ムードを送っていたので、良しとしておきましょう。

 

表彰式を観るべくメインステージ前に集まった人、人、人…。

 

前述したようにサイクルロードレースへの注目度が高まっていることを実感しました。

その一方で、大会運営の方法やファンの観戦方法にもまだまだ課題があるのかなと感じたのが正直なところです。

 

例えば、レース終了から表彰式までの時間が非常に長かったこと。

ワールドツアーをはじめとした大きなレースと比較するつもりはないですが、レース中から表彰式の段取りは進めておくべきではないかと思います。

あれだけの時間がかかっていたのは、レースが終わってから表彰式の準備を始めたと思われても仕方ありません(違ったらすみません)。

限られた人数と時間でやりくりすることの大変さは分かっているつもりではありますが、その分の効率化を図る余地はまだまだあると感じました。

あと、前記した表彰式の進行についても…。

 

ファンの観戦方法もまだまだ不慣れな点が多いのが実情でしょう。

レースの絶対数が本場とは違いますので致し方ないことかもしれませんが、全体的に遠慮がち。

各チームのブース前にはバリアが敷かれていますが、そのバリアからさらに2~3m離れた場所から遠巻きに選手たちを眺めている人たちが非常に多かった。

上にアップしたような写真を撮るために私はバリアギリギリまで出ていったりしましたが、多くの人からしたら“妙な人”に見られていたかもしれません。

レース前の選手たちに絡んだり触れたりするのはもちろんNGですが、バリアギリギリで観ることについては文句を言う選手・スタッフはいないと思います。

もっと積極的に、強い興味をもって観戦することが、今後の日本のサイクルロードレース界を盛り上げる要素になるような気がします。

 

偉そうにすみません…。

 

何はともあれ、多くのファンと選手たちのハイレベルの戦いで大盛況となった堺ステージ。

これはまだまだ序章。

1週間の熱い戦いに目が離せまんね!

ヨーロッパやオーストラリアの選手たちは確かに強いですが、日本チーム・選手も十分に競えるレベルにあるはずですので、ぜひとも海外勢撃破といってもらいたいものです。

 

私個人としては昨年のツール以来のレース現地観戦でしたが、やはり現場で観ることで分かることや発見も多く、勉強になる1日でした。

サイクルロードレースは欧米だけじゃない!

そんなことを再認識させられた今回の観戦でありました。

 

堺ステージの写真、非常に腕の悪いものばかりですが良かったらご覧ください。

https://picasaweb.google.com/102194529746943012228/2012520TOJ?authkey=Gv1sRgCKOv8ZmW97eRmQE

 

TOJ堺ステージリザルト

http://www.toj.co.jp/toj15/pdf/175.pdf

 

ツアー・オブ・ジャパンオフィシャルサイト http://www.toj.co.jp/

ツアー・オブ・ジャパン堺ステージインフォメーションサイト http://www.toj-sakai.jp/

 

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追記

 

そういえば戦利品のことを忘れておりました…。

ブリヂストン・アンカーのブース前にはチーム全選手のライダーカードが設置され、自由にもらうことができました。

当然全選手分ゲットしました!

大会期間中、チームが待機している場所へ行けば手に入れることができるかもしれませんよ!

 

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