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サイクルポータルサイト「Cyclist」寄稿-ロードレース2013シーズン展望<2> シーズン前半編

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ロードレース2013年シーズン展望の第2弾が1月4日に「cyclist」にてアップされました。

 

Cyclist

ロードレース2013シーズン展望<2> シーズン前半編

春のクラシック“本命”はシーズン序盤で分かる!

1月からレース結果をしっかりと追うべし

 

その名の通り、春のクラシックをメインに、シーズン前半について書かせていただいています。

クラシックシーズンまでの大まかな流れや、注目選手を押さえていただける内容になっております。

 

ぜひご一読くださいませ。

 

cyclist http://cyclist.sanspo.com/

 

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フレーシュ・ワロンヌ-Review

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アルデンヌクラシック第2戦は、最大勾配26%のユイの壁での上りスプリント決戦。

距離こそ194kmと短いものの、コース距離だけでは一概に判断できない10の急坂が選手を苦しめます。

そして、その難コースをついに大本命が制することとなります。

 

———-

 

フレーシュ・ワロンヌ(Charleroi~Huy、194km)-4月18日

 

【結果】

1.ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 4:45:41

2.ミハエル・アルバジーニ(スイス、グリーンエッジ) +04″

3.フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム) +04″

4.イェーレ・ファネンデルト(ベルギー、ロット・ベリソル) +04″

5.ロベルト・キセロフスキー(クロアチア、アスタナ) +07″

6.ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・バラクーダ) +09″

7.バウク・モレッマ(オランダ、ラボバンク) +09″

8.ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +09″

9.ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・ISD) +09″

10.ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、ロット・ベリソル) +11″

 

フルリザルト(公式サイト)

 

強い横風の中、エスケープを決めたのはFDJのルーとランドバウクレジットのベレマケルス。

その後数人が2人の追走を試みるも、結局それが許されたのはトップスポルトのアルメのみ。

集団はこの3人を泳がす格好で進みます。

 

3回通過する“ユイの壁”の1回目をクリア後、集団を牽引するのはファネンデルト擁するロットとロドリゲスを何としても勝たせたいカチューシャ。

徐々にペースを上げて、2回目の“ユイの壁”を目指します。

 

2回目の“ユイの壁”を前に、アルメを吸収。

そして集団に動きが。

注目の1人、アンディ・シュレクがチームメートのディディエの発射でアタック。

この動きにカチューシャはトロフィモフを、アスタナはフォフォノフを送り込み、アンディの動きを抑え込みます。

結局、ユイを前にアンディは逃げを断念。

 

2回目の“ユイの壁”で有力選手が次々と前方へ。

エース・アルバジーニの位置取りに力を使った別府選手、ユイの入口で後方へ番手を下げた土井選手はともに、ここでメイン集団から後れを取ります。

 

ゴールまで残り30kmを切って、メイン集団は活性化。

次々とアタックがかかる展開に。

コスタ、ヴィスコンティ、ロハス、キリエンカのモビスター勢が代わる代わるアタック、いずれも一時は集団から抜け出しかけるもカチューシャやロット、BMCのアシストがしっかりとチェック。

激化するメイン集団のペースアップに逃げ2人は太刀打ちできず、吸収されることとなります。

 

最後から2つ目の登坂・Côte de Villers-le-Bouilletをクリアした直後に、ガーミンのエースの1人・ヘシェダルとSKYの売り出し中・ノルドハウグが抜け出しに成功。

2人はローテーションをしながら、メイン集団に対して10秒前後の差をキープ。

そのまま勝負はクライマックスの“ユイの壁”3回目へ。

 

ゴールまで残り500mを前にヘシェダルとノルドハウグは吸収。

代わってスプリントを仕掛けたのはアルバジーニ。

しかし、冷静にタイミングを計ったロドリゲスが残り400mでスピードアップ。

激坂をものともせず後続を大きく引き離し、歓喜のゴール。

上りスプリントとはいえ、2位に4秒差を付ける圧勝劇となりました。

 

最初に仕掛けて以降、自分のペースをゴールまで守り続けたアルバジーニが大健闘の2位。

2連覇を狙ったジルベールは3位、先のアムステル・ゴールドレースでも大活躍したファネンデルトがここでも優勝争いに絡み、結果4位となっています。

 

【戦評】

これまで何度と優勝候補最右翼に挙げられながら、なかなか勝てなかったロドリゲス。

ついにクラシック初優勝を飾りました。

 

とはいえ、やはり勝つべくして勝った感はレースを観ていた誰もが抱いたことでしょう。

同胞であるスペイン勢を多くアシストに従え、終始レースをコントロール。

ライバルチームのアタックのほとんどに誰か1人をチームから送り込み、集団へと引き戻す働きも見事でした。

それもあってか、ロドリゲス自身は最後の“ユイの壁”だけ踏めば良い状況に。

これまで勝てそうで勝てなかった不遇なレースが多かった中、勝つ時はまるで簡単に決めてしまっているかのような圧勝劇。

この勝利を機に、一気に波の乗ることができるか。

次戦・リエージュ~バストーニュ~リエージュは激坂スプリントにはならないことが予想されるだけに、どうレースを組み立てるかに注目。

 

2位のアルバジーニも今シーズンの好調さをそのままにつかんだ好リザルト。

これまではスプリンターチームのトレイン牽引役や、グランツールで逃げて勝利する印象が強かった選手ですが、移籍を機にエースとしての存在感が強くなったと言えそう。

3月のヴォルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャの総合優勝で上りの強さを証明したとはいえ、今回の好走は予想以上の出来。

ジェランスが戻ってくるリエージュでは、2枚看板で優勝争いに加わる可能性も高そうです。

また、このレースは他チームより1人少ない7名でレースを作ったチーム力も見逃してはいけないでしょう。

 

復調傾向と囁かれていたジルベールも、まずまずの走りを見せました。

同時に、昨年のアルデンヌハットトリックがいかに凄かったかを改めて感じさせられる点は致し方ないか。

とはいえ、レース全体を見ながら位置取りやアシストを統率する姿勢はさすが。

好調の2人には後塵を拝したとはいえ、やはり持っているものの違いを見せているのが今の走りに表れていると言えるでしょう。

やはりコースレイアウトからすれば、ここまでの2レースより上りが緩く、ゴール前はほぼ平坦となるリエージュが最もジルベール向き。

スプリントの強さもあるだけに、チーム一丸となって2連覇を勝ち取りに行くはず。

 

4月22日に控えるリエージュを見据えここを回避した選手が多かったとはいえ、殊勲のリザルトをマークした選手が多かったのが印象的。

アムステルの2位に続き4位に入ったファネンデルトは、もはやクラシックハンターの1人に。

また、アスタナのエースに成長したキセロフスキーの5位、アムステル10位のモレッマはここでも安定感を発揮し7位。

昨年のジロステージ1勝の22歳・ウリッシの9位入線も、将来を嘱望されるイタリア人ライダーとしては見通しの明るい走りとなったことでしょう。

 

いまや活躍を義務付けられていると言っても過言ではない日本人選手。

別府選手はレース前半の位置取りに力を使い、2回目のユイでお役御免。

トップから9分50秒差の117位でゴールも、アルバジーニの2位に大きく貢献。

一方の土井選手も、2回目のユイで番手を下げたことがきっかけで集団から脱落。

5分04秒差の100位でゴール。

2人ともにリエージュへの出場が決定しており、さらなる活躍に期待したいものです。

 

フレーシュ・ワロンヌオフィシャルサイト http://www.letour.fr/indexFWH_fr.html

 

【関連記事】

フレーシュ・ワロンヌ-Preparation

 

フレーシュ・ワロンヌ-Preparation

1件のコメント

アルデンヌクラシックは、オランダからベルギーへと舞台を移します。

全3戦のアルデンヌにおいて、距離こそ短いもののどの上り坂と比較しても圧倒的な急坂である“ユイの壁”が待ち受けるフレーシュ・ワロンヌ。

いよいよ明日に迫ったレースを展望してみます。

 

———-

 

フレーシュ・ワロンヌ(Charleroi~Huy、194km)-4月18日

【過去5年の優勝者】

2011年 フィリップ・ジルベール

2010年 カデル・エバンス

2009年 ダヴィデ・レベリン

2008年 キム・キルシェン

2007年 ダヴィデ・レベリン

 

【コース分析】

 

ユイの壁

 

●通過する急坂区間(レース距離・名称・登坂距離・平均勾配)

70.5km Mur de Huy(1回目) 1300m 9.3%

110.0km Côte de Peu d’Eau 2700m 3.9%

115.5km Côte de Haut-Bois 1600m 4.8%

141.0km Côte de Groynne 2000m 3.5%

147.0km Côte de Bohisseau 1300m 7.6%

150.0km  Côte de Bousalle 1700m 4.9%

163.0km Mur de Huy(2回目) 1300m 9.3%

179.5km Côte d’Amay 1500m 6.7%

185.5km Côte de Villers-le-Bouillet 1200m 7.5%

194.0km HUY(Mur de Huy) 1300m 9.3%

 

昨年より全行程が7km短縮され、若干コースも変更になっています。

通過する急坂は10と先のアムステル・ゴールドレースよりは少ないものの、その難易度は格段にこちらの方が上。

登坂距離と勾配の厳しさに耐えうるもののみが最後のユイの壁に臨むことになります。

そして、3回通過するMur de Huy・“ユイの壁”は平均勾配9.3%、最大勾配26%と、壁と呼ばれるにふさわしい激坂。

勝負は確実に3回目の“ユイの壁”で決まり、その頂を制する者は登坂力のみならず瞬発力に長けたクライマーやパンチャーとなるでしょう。

 

【注目選手】

押さえておきたい選手を独断でピックアップ。

暫定スタートリストは公式サイト、またはCycling Feverから。

 

フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム) ←ディフェンディングチャンピオン

フレフ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)

ティジェイ・ファンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)

ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)

オスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ)

イゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)

ドリス・デヴェナインス(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)

ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)

セルジオ・エナオ(コロンビア、SKY)

トーマス・ロヴクイスト(スウェーデン、SKY)

ラース・ペーター・ノルドハウグ(ノルウェー、SKY)

ミハエル・アルバジーニ(スイス、グリーンエッジ)

別府史之(日本、グリーンエッジ)

フランク・シュレク(ルクセンブルク、レディオシャック・ニッサン)

ベン・ヘルマンス(ベルギー、レディオシャック・ニッサン)

クリストファー・ホーナー(アメリカ、レディオシャック・ニッサン)

アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レディオシャック・ニッサン)

アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) ←2006年チャンピオン

ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター)

ワウテル・プールス(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)

ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ラボバンク)

スティーブン・クルイシュウィック(オランダ、ラボバンク)

バウク・モレッマ(オランダ、ラボバンク)

ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン)

ジョナサン・イヴェール(フランス、ソール・ソジャサン)

ギョーム・ルヴァルレ(フランス、ソール・ソジャサン)

フリアン・エルファレ(フランス、チームタイプ1・サノフィ)

エンリコ・ガスパロット(イタリア、アスタナ)

マキシム・イグリンスキー(カザフスタン、アスタナ)

ロベルト・キセロフスキー(クロアチア、アスタナ)

リナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

ロメン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

ジャン・クリストフ・ペロー(フランス、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

アレクサンドル・ジェニエ(フランス、アルゴス・シマノ)

土井雪広(日本、アルゴス・シマノ)

ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ)

クリストフ・ルメヴェル(フランス、ガーミン・バラクーダ)

ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・バラクーダ)

ファビアン・ウェーグマン(ドイツ、ガーミン・バラクーダ)

ピーター・セリー(ベルギー、トップスポルトフラーンデレン・メルカトール)

イェーレ・ファネンデルト(ベルギー、ロット・ベリソル)

ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、ロット・ベリソル)

ピエリック・フェドリゴ(フランス、FDJ・ビッグマット)

バルト・デワーレ(ベルギー、ランドバウクレジット・ユーフォニー)

スタフ・スヘールリンクス(ベルギー、アクセントジョブス・ウィレムスヴェランダス)

ニキ・セレンセン(デンマーク、サクソバンク)

ファビオ・デュアルテ(コロンビア、コロンビア・コルデポルテス)

 

本来2連覇を狙うはずであったジルベールは、ここへきてようやく復調傾向。

しかし、ここで勝つにはまだ少し足りない印象であることは否めません。

さらに、アシストを務める予定だったエバンスが体調不良のためアルデンヌ残り2戦の欠場が決定。

今回は先のアムステル同様、サンタンブロジオとファンアーヴェルマート、そしてこのレースからアルデンヌ合流のファンガーデレンのアシストを受ける格好となるでしょう。

勝つためには、最後の“ユイの壁”を早めに仕掛けるのではなく、粘ってゴール直前で勝負をかけたいところ。

 

アムステルでは寒さにあえいだロドリゲスは、このレースでも天候と気温次第か。

好天に恵まれれば、最も得意とするパターンのコースだけに確実に勝利を狙うこととなるでしょう。

今回も“ロドリゲスシフト”のごとく、気心知れたスペイン勢をアシストに付け必勝態勢。

終始カチューシャチームが集団をコントロールし、最後の“ユイの壁”で満を持してロドリゲスがゴールを目指す。

順当に行けば、優勝候補筆頭と言えそうです。

 

昨年、一昨年とこのコースで優勝争いを繰り広げたアントンも注目の1人。

一発ハマった時の激坂での強さはロドリゲスをも凌駕するものがあるだけに、最後の“ユイの壁”まで上手く展開に乗っておきたい。

今シーズンはここまで目立ったリザルトは残していないものの、ここ数年同様の流れできており、この時期に確実にリザルトを残している点では今年もレースを賑わす顔になりそう。

これまでの経験を活かし、仕掛けどころを見極められるかがカギとなりそうです。

 

続く存在としてはバルベルデの名を挙げたいところ。

こちらもアムステルでは寒さに苦しみ不発に終わったものの、クラシック最大目標のリエージュ~バストーニュ~リエージュを前に良い流れを作りたい。

ユイの勾配は若干バルベルデにとって厳しいかもしれませんが、一発の飛び出しが決まれば勝機はあるでしょう。

 

シュレク兄弟はフランクで勝負、アンディは次戦リエージュ狙いか。

フランクは昨年7位に入っており、このレースとの相性の問題は無し。

パンチ力を見せられるかがポイントに。

ヘルマンス、ホーナーら、上りに強いライダーが後ろに控えており、チームの層の厚さを優位に働かせたい。

 

今年のクラシックで元気なアスタナ勢は、アムステルでの勝利で活気づいているはず。

アムステル優勝のガスパロットはもちろんここでも優勝候補。

アシストにガヴァッツィ、ペトロフ、ポンツィといった集団牽引・逃げ・アタック何でもOKなライダーを揃えている点も魅力。

エース格にはガスパロットのほか、イグリンスキーやキセロフスキーがおり、十分に勝負できる陣容。

“ユイの壁”でもアムステルでのカウベルグ同様、イグリンスキーからガスパロットのホットラインが機能すると、ひょっとするかもしれません。

 

アムステル2位のファネンデルトも一皮むけた感じ。

昨年のツールの山頂ゴールを制した登坂力と、上りでのパンチ力が武器。

勝負勘と勝負強さを見せられれば、今回もダークホースとして主役を狙う1人となり得るでしょう。

 

アムステルで上位に入ったノチェンティーニやモレッマなどにもチャンスあり。

同様にアムステル8位のウェーグマンやヘシェダル、ルメヴェルらガーミン勢も期待が持てそうです。

 

日本人選手は、アムステルに続き出場の土井選手と久々のアルデンヌクラシックとなる別府選手が出場。

土井選手はアムステルで好調さをアピール。

今回のコースは得意とするレイアウトだけに、自ら勝負に行きたいところ。

また、別府選手はシーズン最初の目標にアルデンヌクラシックを挙げており、調子を上げて臨んでくるはず。

既に出場が決定している来月のジロに向けての良い力試しにもなることでしょう。

 

【優勝予想】

イゴール・アントン

 

フレーシュ・ワロンヌオフィシャルサイト http://www.letour.fr/indexFWH_fr.html

 

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