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2013年シーズン・UCIプロコンチネンタルチーム決定

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UCI(国際自転車競技連合)は12月19日、2013年ロードシーズンにおけるUCIプロコンチネンタルチーム登録19チームを発表しました。

これらのチームは、各大陸のUCIコンチネンタルツアーを主戦場としながら、UCIワールドツアー各レースやグランツールのワイルドカードを獲得する権利を有します。

 

■11月2日時点でプロコンチネンタルチームとしての登録条件を満たしていたチーム

●アクセントジョブス・ワンティ(ベルギー)

●アンドローニ・ジョカットリ(イタリア)

●カハ・ルーラル(スペイン)

●CCCポルサット・ポルコワイチェ(ポーランド)

●コフィディス,ソリューションクレジット(フランス)

●コロンビア(コロンビア)

●IAMサイクリング(スイス)

●ランドバウクレジット・ユーフォニー(ベルギー)

●MTN・キューベッカ(南アフリカ)

●ソジャサン(フランス)

●ユーロップカー(フランス)

●ネットアップ・エンデュラ(ドイツ)

●ノヴォ・ノルディスク(アメリカ)

●トップスポルトフランデレン・バロイセ(ベルギー)

●ユナイテッドヘルスケア(アメリカ)

●ヴィーニ・ファンティーニ(イタリア)

 

■11月22,28日のライセンス委員会を経て承認されたチーム

●ヴァルディアーニヴァルヴォーレ・CSFイノックス(イタリア)

●ブルターニュ・セシエンヴァイロメント(フランス)

●チャンピオンシステム(中国)

 

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申請を行っていたチームのうち、ルスヴェロ(ロシア)は追加書類を2013年1月までの猶予で提出待ち。

UCIプロライセンスの交付がなされなかったカチューシャ(ロシア)は申請があり次第、プロコンチネンタルチームとして承認。

また、アンダルシア(スペイン)はプロコンチネンタル登録は認められず、UCI登録を希望する場合はコンチネンタルカテゴリーで、との条件が付いた様子。

 

日本人選手が所属するチームとしては、新城幸也選手のユーロップカー、佐野淳哉選手が加入するヴィーニ・ファンティーニは問題なく承認。

西薗良太選手が加わるチャンピオンシステムも、11月下旬のライセンス委員会を経て承認となり、無事セカンドカテゴリーのチームで活動ができることに。

 

なお、MTN・キューベッカはアフリカ大陸初のプロコンチネンタルチームとなっています。

 

UCIのリリース

 

UCI http://www.uci.ch/

 

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2013年シーズン・UCIプロチーム決定

 

2013年シーズン・UCIプロチーム決定

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UCI(国際自転車競技連合)は12月10日、2013年ロードシーズンにおけるUCIプロチーム登録18チームを正式に発表しました。

以下が、それらのチームとなります。

 

■11月2日時点でプロライセンスを保持し、UCI規則に定められた登録条件を満たしていたチーム

●アスタナ・プロチーム(カザフスタン)-主な所属予定選手:ガスパロット、ケシアコフ、ニバリ

●BMCレーシングチーム(アメリカ)-エバンス、ジルベール、フスホフト

●キャノンデール(イタリア)-バッソ、サガン、増田

●ランプレ・メリダ(イタリア)-クネゴ、ペタッキ、スカルポーニ

●オメガファルマ・クイックステップ(ベルギー)-ボーネン、マルティン、カヴェンディッシュ

●オリカ・グリーンエッジ(オーストラリア)-別府、ゴス、オグレディ

●スカイ・プロサイクリング(イギリス)-ボアッソン・ハーゲン、フルーム、ウィギンス

●ヴァカンソレイユ・DCM(オランダ)-デヘント、ウェストラ、フレチャ

●モビスター・チーム(スペイン)-コスタ、コーボ、バルベルデ ※11月16日認可

 

■2013年からのプロライセンス発行をUCIに求め、認められたチーム

●アージェードゥーゼル・ラモンディール(フランス)、2013~2016年-ガドレ、ノチェンティーニ、フタロヴィッチ

●エウスカルテル・エウスカディ(スペイン=バスク)、2013~2016年-アントン、マルティネス、S・サンチェス

●exラボバンク(オランダ)、2013~2014年-ヘーシンク、モレッマ、L・L・サンチェス

●ガーミン・シャープ(アメリカ)、2013~2014年-ファラー、ヘシェダル、ミラー

●チーム・アルゴス・シマノ(オランダ)、2013~2016年-デコルト、デゲンコルブ、キッテル

●チーム・サクソ・ティンコフ(デンマーク)、2013~2014年-コンタドール、宮澤、ロジャース

 

■その他、審議を経て2013年のプロライセンスが発行されたチーム

●FDJ(フランス)-ブアニ、デマール、ピノ

●ロット・ベリソル(ベルギー)-グライペル、ファンデンブロック、ファネンデルト

●レディオシャック・ニッサン(ルクセンブルク)-カンチェラーラ、A・シュレク、フォイクト

 

■プロライセンス発行が拒否されたチーム(プロコンチネンタルチームライセンス発行の可能性あり)

●カチューシャ(ロシア)-コロブネフ、メンショフ、ロドリゲス

 

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特筆すべきは、やはりアルゴス・シマノのプロチーム昇格と、カチューシャのライセンス発行拒否が挙げられるでしょう。

両者が対照的なのは、戦力や実力よりも、倫理的な面が考えられる点。

双方のこれまでの取り組みが、この結果につながったと言えそうです。

ひとまずは、カチューシャのライセンスが発行されなかった理由の発表を待ちたいところです。

 

また、当落線上にいると言われていたロット・ベリソル、サクソ・ティンコフはいずれも残留。

特にサクソ・ティンコフにいたっては、カチューシャの降格による繰り上げの格好に。

とはいえ、充実度の高い戦力補強を行っており、チーム力は十分にトップクラス。

 

これにより、日本人選手が3名プロチーム所属となります。

サクソ・ティンコフの宮澤選手、オリカ・グリーンエッジの別府選手、キャノンデールの増田選手。

ワールドツアー、グランツールへのチームの出場が確保されただけに、ビッグレース出場への期待も高まります。

 

なお、プロコンチネンタルチームのライセンスについては後日発表に。

カチューシャ所属の選手たちは、これを受けて移籍するのか、またはチームに残るのか、その辺りの動向も今後の注目点と言えるかもしれません。

 

UCIのリリース

 

UCI http://www.uci.ch/

 

【結果発表】勝手にアンケート!-みんなで選ぶ2012RRベストライダー・オブ・ザ・イヤー

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まずは、11月6~12日の期間中アンケートにご協力いただいたみなさまにお礼申し上げます。

何の予告・事前告知もせず突発的に始めたにもかかわらず、TwitterでのリツイートやFacebook、その他メディアを通して本企画を周知してくださったみなさまにも感謝申し上げます。

 

さて、シーズン終了後のファンによる意識調査として行った「勝手にアンケート―みんなで選ぶ2012RRベストライダー・オブ・ザ・イヤー」の結果発表をしたいと思います。

多くの方にご投票いただき、ファンにとって今シーズン誰が最も印象的な活躍をしたかの大方の見当が付く結果になったのではないかと思っております。

結果を見ていきながら、いま一度候補選手の活躍ぶりをチェックしていくこととします。

 

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はじめに、ベストライダー・オブ・ザ・イヤーですが、独断で以下の選手を候補として挙げさせてもらいました-Best rider of the year

 

エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン/Edvald BOASSON HAGEN(ノルウェー、SKY)

主な実績:ツアー・オブ・ノルウェー総合優勝、ノルウェー選手権RR優勝、GP西フランス・プルエー優勝、世界選手権RR2位など ※U25対象選手ですが、活躍度からヤングライダーからは除外

 

トム・ボーネン/Tom BOONEN(ベルギー、オメガファルマ・クイックステップ)

主な実績:ツアー・オブ・カタール総合優勝、E3プライス・フランデレン優勝、ヘント~ウェヴェルヘム優勝、ロンド・ファン・フランデレン優勝、パリ~ルーベ優勝、ベルギー選手権RR優勝など

 

●マーク・カヴェンディッシュ/Mark CAVENDISH(イギリス、SKY)

主な実績:ツアー・オブ・カタールステージ2勝、クールネ~ブリュッセル~クールネ優勝、ティレーノ~アドリアティコステージ1勝、ジロ・デ・イタリアステージ3勝、ZLMツアー総合優勝、ツール・ド・フランスステージ3勝など

 

●アルベルト・コンタドール/Alberto CONTADOR(スペイン、サクソバンク・ティンコフバンク)

主な実績:エネコ・ツール総合4位、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝、ミラノ~トリノ優勝

 

●ジョン・デゲンコルブ/John DEGENKOLB(ドイツ、アルゴス・シマノ)

主な実績:ツール・ド・ピカルディ総合優勝、ブエルタ・ア・エスパーニャステージ5勝、GPディスベルグ優勝、ツール・ド・ポローニュステージ1勝など ※U25対象選手ですが、活躍度からヤングライダーからは除外

 

●サイモン・ゲランス/Simon GERRANS(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)

主な実績:オーストラリア選手権RR優勝、ツアー・ダウンアンダー総合優勝、ミラノ~サンレモ優勝、GPケベック優勝

 

●フィリップ・ジルベール/Philippe GILBERT(ベルギー、BMCレーシングチーム)

主な実績:ブエルタ・ア・エスパーニャステージ2勝、世界選手権RR優勝

 

●アンドレ・グライペル/Andre GREIPEL(ドイツ、ロット・ベリソル)

主な実績:ツアー・ダウンアンダーステージ3勝、ツアー・オブ・オマーンステージ2勝、ツール・ド・ベルギーステージ3勝、ツール・ド・ルクセンブルクステージ2勝、ツール・ド・フランスステージ3勝など

 

●ライダー・ヘシェダル/Ryder HESJEDAL(カナダ、ガーミン・シャープ)

主な実績:ジロ・デ・イタリア総合優勝

 

●ホアキン・ロドリゲス/Joaquin RODRIGUEZ(スペイン、カチューシャ)

主な実績:フレーシュ・ワロンヌ優勝、ジロ・デ・イタリア総合2位&マリア・ローザ着用10日、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位&マイヨ・ロホ着用13日、ジロ・ディ・ロンバルディア優勝など

 

●ペテル・サガン/Peter SAGAN(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)

主な実績:ツアー・オブ・カリフォルニアステージ5勝、ツール・ド・スイスステージ4勝、スロバキア選手権RR優勝、ツール・ド・フランスステージ3勝&マイヨ・ヴェール獲得など ※U25対象選手ですが、活躍度からヤングライダーからは除外

 

●ブラッドリー・ウィギンス/Bradley WIGGINS(イギリス、SKY)

主な実績:パリ~ニース総合優勝、ツール・ド・ロマンディ総合優勝、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ総合優勝、ツール・ド・フランス総合優勝、ロンドンオリンピックTT優勝など

 

そして、投票結果は以下の通り。

 

1.ブラッドリー・ウィギンス/Bradley WIGGINS 32%(18票)

2.ホアキン・ロドリゲス/Joaquin RODRIGUEZ 25%(14票)

3.トム・ボーネン/Tom BOONEN 14%(8票)

4.アルベルト・コンタドール/Alberto CONTADOR 9%(5票)

5.ライダー・ヘシェダル/Ryder HESJEDAL 7%(4票)

6.ジョン・デゲンコルブ/John DEGENKOLB 4%(2票)

6.ペテル・サガン/Peter SAGAN 4%(2票)

6.Other 4%(2票)

9.アンドレ・グライペル/Andre GREIPEL 2%(1票)

 

※投票数56

※小数点以下四捨五入

※ボアッソン・ハーゲン、カヴェンディッシュ、ゲランス、ジルベールは0票

 

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■みんなで選ぶ2012RRベストライダー・オブ・ザ・イヤー

 

ブラッドリー・ウィギンス/Bradley WIGGINS(イギリス、SKY)

Reprinted by the guardian.

 

全体的な傾向として、ウィギンスとホアキンに票が分かれたわけですが、ステージレースで敵なしだったウィギンスに軍配。

ツール総合優勝はもちろん、パリ~ニース、ロマンディ、ドーフィネと全く危なげなく勝利を収め、さらにはロンドンオリンピックのTTでも金メダルを獲得。

2012年においては、No.1ライダーであったことは間違いないでしょう。

どれか1レースでのインパクトというよりは、全体を通して負けることがほとんど無かったというところが評価につながったか。

 

ウィギンス以上に年間を通してのクオリティの高さを示していたのはホアキン。

フレーシュ・ワロンヌ、ロンバルディアでは圧倒的強さを見せつけたとはいえ、ジロ、ブエルタとグランツールであと一歩及ばず優勝を逃したのが結果として痛手に。

 

圧巻の北のクラシック4連勝を飾ったボーネンは3位。

とはいえ、シーズン前半のベストライダーの1人であったことは誰もが認めるところ。

また、4位に食い込んだコンタドールは、勝利はブエルタ総合のみながら大きなインパクトを与えたのが要因と言えそう。

以下、劇的なジロ総合優勝のヘシェダルが5位、スプリントで大活躍のデゲンコルブ、サガン、グライペルが票を獲得。

 

一方で、チーム事情からアシストに回ることも多かったカヴェンディッシュや、アルカンシエル獲得のジルベールなどは1票も入らず。

ジルベールに関しては、シーズン前半の不調のイメージが強かった、ということかもしれません。

 

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続いて、25歳以下を対象としてベストヤングライダー・オブ・ザ・イヤーを-Best young rider of the year(U25)

独断でピックアップした候補選手は以下の通りでした。

 

●ナセル・ブアニ/Nacer BOUHANNI(22歳・フランス、FDJ・ビッグマット)

主な実績:エトワール・ド・ベセージュステージ1勝、シルキ・ド・ロレーヌ総合優勝、ハレ~インゴーイゲム優勝、フランス選手権RR優勝、ツール・ド・ワロニーステージ1勝、ブエルタ・ア・エスパーニャステージ2位2回、サーキット・フランコ・ベルジュステージ1勝など

 

●アルノー・デマール/Arnaud DEMARE(21歳・フランス、FDJ・ビッグマット)

主な実績:ツアー・オブ・カタールステージ1勝、クールネ~ブリュッセル~クールネ4位、ル・サミン優勝、GPショレ優勝、ルート・ドゥ・スッドステージ1勝、ヴァッテンフォール・サイクラシックス優勝など

 

●セルジオ・エナオ/Sergio Luis HENAO(25歳・コロンビア、SKY)

主な実績:ブエルタ・アル・パイス・バスコ総合13位、フレーシュ・ワロンヌ14位、ジロ・デ・イタリア総合9位、ツール・ド・ポローニュ総合3位、ロンドンオリンピックRR16位、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合14位、世界選手権RR9位、ジロ・ディ・ロンバルディア5位など

 

●マルセル・キッテル/Marcel KITTEL(24歳・ドイツ、アルゴス・シマノ)

主な実績:エトワール・ド・ベセージュステージ1勝、ツアー・オブ・オマーンステージ2勝、ドパンヌ~コクサイデステージ1勝、スヘルデプライス優勝、ZLMツアーステージ2勝、エネコ・ツールステージ2勝、サーキット・フランコ・ベルジュステージ2勝、ミュンスターランド・ジロ優勝など

 

●モレノ・モゼール/Moreno MOSER(22歳・イタリア、リクイガス・キャノンデール)

主な実績:トロフェオ・ライグエリア優勝、フランクフルト・ルンドファールト優勝、ツール・ド・ポローニュ総合優勝、GPモンレアル2位など

 

●テイラー・フィニー/Taylor PHINNEY(22歳・アメリカ、BMCレーシングチーム)

主な実績:パリ~ルーベ15位、ジロ・デ・イタリア第1ステージ優勝&マリア・ローザ着用3日間、ロンドンオリンピックRR&TT4位、世界選手権TT2位など

 

●リゴベルト・ウラン/Rigoberto URAN(25歳・コロンビア、SKY)

主な実績:ヴォルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ総合5位、ジロ・デ・イタリア総合7位&マリア・ビアンカ獲得、ロンドンオリンピックRR2位、ジロ・デル・ピエモンテ優勝、ジロ・ディ・ロンバルディア3位

 

●ティジェイ・ヴァンガーデレン/Tejay VAN GARDEREN(24歳・アメリカ、BMCレーシングチーム)

主な実績:パリ~ニース総合5位、ツアー・オブ・カリフォルニア総合4位、ツール・ド・フランス総合5位&マイヨ・ブラン獲得、世界選手権TT4位など

 

そして、投票結果は以下の通り。

 

1.リゴベルト・ウラン/Rigoberto URAN 39%(16票)

2.ティジェイ・ヴァンガーデレン/Tejay VAN GARDEREN 24%(10票)

3.テイラー・フィニー/Taylor PHINNEY 17%(7票)

4.モレノ・モゼール/Moreno MOSER 10%(4票)

5.マルセル・キッテル/Marcel KITTEL 7%(3票)

6.ナセル・ブアニ/Nacer BOUHANNI 2%(1票)

 

※投票数41

※小数点以下四捨五入

※デマール、エナオは0票

 

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■みんなで選ぶ2012RRベストヤングライダー・オブ・ザ・イヤー

 

リゴベルト・ウラン/Rigoberto URAN(25歳・コロンビア、SKY)

Reprinted by OlimpiadasHoy.com

 

こちらも妥当な結果と言えるでしょうか。

若手の中で、最も結果を残したのはまさにウラン。

中でもロンドンオリンピックRRでは、終盤に勝負を動かすアタックを決めての銀メダルの獲得は、誰もが彼の実力を認める走りとなりました。

ジロでも総合上位勢と渡り合い総合7位、ロンバルディアでは3位と、ステージレース、クラシックともに高い能力を発揮。

将来的には、グランツールの総合優勝を争うだけの選手になる可能性は高いと言えるでしょう。

 

同様に、グランツールレーサーとしての地位を確立しつつあるヴァンガーデレンが2位。

登坂力はもちろん、TTでも上位に食い込むだけの力があり、若手オールラウンダーでは傑出した存在。

 

サラブレッドのフィニーは3位に。

次世代のTTスペシャリストとしての地位を固めるだけでなく、北のクラシックなどパワー系ライダーとしても今後伸びる可能性は大。

同様にサラブレッドのモゼールは4位。

こちらもスピードマンとして、また登坂力もあり、今後ミドルツールやクラシックで結果を残す選手へと期待。

 

スプリンターのキッテル、ブアニもそれぞれ票を獲得。

キッテルは今年のツールこそ涙を飲んだものの、トップスプリンターの1人として誰もが注目する存在。

ブアニはブエルタでステージ上位に入り、フランスチャンピオンにふさわしい走りにこれからも期待がかかります。

 

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といった具合でございました。

ベストライダー、ベストヤングライダーに輝いた選手、チームにはタイミングを見て手当たり次第にこの結果を伝えてみようと思っています。

もし…まぁなかなか考えにくいですが、もし何らかの動きがあれば、このエントリーないし新たなエントリーで追記いたします。

 

今後、ブログ企画として良い案がありましたら、何なりとご要望ください。

TwitterFacebook、当ブログコメント欄にてお受けいたします。

 

参考になるかは分かりませんが、今回のアンケート投票Boxを貼っておきます。

投票は可能ですが、今後上記結果にプラスしてカウントはいたしませんこと、ご了承ください。

 

 

 

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【意識調査】勝手にアンケート!-みんなで選ぶ2012RRベストライダー・オブ・ザ・イヤー

 

ツアー・オブ・北京-Review

コメントをどうぞ

2012年のUCIワールドツアー最終戦、ツアー・オブ・北京を振り返ってみたいと思います。

シーズン終盤とあって、ビッグネームの参戦は決して多いとは言えませんでしたが、世界選手権後の勢いをそのままに臨む選手たちが活躍。

また、後に控えるジャパンカップ出場組の動向を知るのにも最適なレースとなりました。

 

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ツアー・オブ・北京-10月9-13日

 

●第1ステージ(Tian An Men Square~Bird’s Nest Olympic Stadium、117km)-10月9日

 

【結果】

1.エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) 2:37:49

2.アンドリュー・フェン(イギリス、オメガファルマ・クイックステップ) s.t.

3.エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー、SKY) s.t.

 

【総合】

1.エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) 2:37:39

2.アンドリュー・フェン(イギリス、オメガファルマ・クイックステップ) 2:37:43

3.マチュー・ラダニュー(フランス、FDJ・ビッグマット) 2:37:43

 

●ヤングライダー賞

エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) 2:37:39

 

●ポイント賞

エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) 15pt

 

●チーム総合

モビスター 7:53:27

 

フルリザルト(公式サイト)

 

コースのほとんどをオリンピックスタジアム周辺の周回コースでこなした初日。

ラダニュー、マローリといった選手たちが逃げ集団を形成するも、レース後半にメイン集団に吸収され、勝負はスプリントへ。

 

グリーンエッジが主導権を握って迎えたスプリント。

先頭で発射されたクルオピスに、フェンやボアッソン・ハーゲンが絡む中、後方から捲ったのはヴィヴィアーニ。

他を圧倒するスピードで、まずは最初のリーダージャージを獲得者となりました。

 

 

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●第2ステージ(Bird’s Nest~Men Tou Gou、126km)-10月10日

 

【結果】

1.トニー・マルティン(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ) 2:53:05

2.フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ) +46″

3.エロス・カペッキ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +46″

 

【総合】

1.トニー・マルティン(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ) 5:30:44

2.フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ) +50″

3.エロス・カペッキ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +52″

 

●ヤングライダー賞

ラファル・マイカ(ポーランド、サクソバンク・ティンコフバンク) 5:31:40

 

●ポイント賞

トニー・マルティン(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ) 15pt

 

●山岳賞

ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ) 17pt

 

●チーム総合

アスタナ 16:37:14

 

フルリザルト(公式サイト)

 

この日のキーポイントは、中盤の1級山岳と後半の2級山岳。

S・サンチェスでの総合狙いのエウスカルテルが中心にレースをコントロール。

 

1級山岳で逃げを吸収すると、マーティンがアタックし山岳ポイントを獲得。

マーティンを有力選手たちは下りで合流、上りで遅れかけたボアッソン・ハーゲンも下りで復帰。

 

エウスカルテル、AG2R勢が集団を牽引し2級山岳へ。

山岳ポイントでのスラフテルのアタックをきっかけにペースが上がり、下りでマルティンがカウンターアタック。

スピードに乗ったダウンヒルで他を引き離すと、ゴールへの平坦路も持ち前の独走力で圧倒。

集団では2位争いの牽制が入ったことも重なり、大きな差を付けてゴールへ。

 

最終的に46秒差、総合では50秒のタイム差を付けて圧勝したマルティンが2連覇に向けて優位なポジションに付くこととなります。

 

 

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●第3ステージ(Men Tou Gou~Badaling Great Wall、162.5km)-10月11日

 

【結果】

1.フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ) 4:05:08

2.ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ) s.t.

3.エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー、SKY) s.t.

 

【総合】

1.トニー・マルティン(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ) 9:35:52

2.フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ) +40″

3.ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ) +50″

 

●ヤングライダー賞

ラファル・マイカ(ポーランド、サクソバンク・ティンコフバンク) 9:36:48

 

●ポイント賞

フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ) 29pt

 

●山岳賞

ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ) 26pt

 

●チーム総合

リクイガス・キャノンデール 28:52:54

 

フルリザルト(公式サイト)

 

3級山岳頂上ゴールとなるこのステージが、今大会のクイーンステージ。

 

逃げを吸収し、ゴール前残り10kmからアタックの応酬。

マーティンやジョルジュらのアタックは決定力に欠け、アントンの飛び出しも失敗に。

そして残り4kmでボアッソン・ハーゲンが総合ジャンプアップを狙ってアタック。

集団との差を広げ、ゴールへと向かいます。

 

残り1kmで勾配が厳しくなると、ボアッソン・ハーゲンのペースが落ち、メイン集団が猛追。

マーティンの動きをきっかけに集団がスプリント体勢に入ると、ボアッソン・ハーゲンとの差が一気に縮まり、いよいよ最終コーナーへ。

マーティンの付き位置にいたガヴァッツィが伸びを見せ、ゴール前10mで逆転し優勝のゴール。

マーティンは2位、勝利まであと一歩だったボアッソン・ハーゲンは3位。

 

 

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●第4ステージ(Yanqing~Chang Ping、165.5km)-10月12日

 

【結果】

1.マルコ・ハラー(オーストリア、カチューシャ) 3:35:39

2.アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ・ISD) s.t.

3.エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) s.t.

 

【総合】

1.トニー・マルティン(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ) 13:11:31

2.フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ) +40″

3.ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ) +50″

 

●ヤングライダー賞

ラファル・マイカ(ポーランド、サクソバンク・ティンコフバンク) 13:12:27

 

●ポイント賞

エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー、SKY) 33pt

 

●山岳賞

ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ) 26pt

 

●チーム総合

リクイガス・キャノンデール 39:39:51

 

フルリザルト(公式サイト)

 

第1ステージ以来のピュアスプリンターにチャンスのステージ。

総合に関係のない選手たちが逃げ続け、終盤まで粘ったロワも吸収されると、いよいよ勝負はスプリントへ。

 

グリーンエッジ、ランプレ、サクソバンクなどのトレインが前方を固め、ゴール前へ。

真っ先に発射されたペタッキに、その後ろに付けていたハラーが捲ってそのままゴール。

21歳のオーストリア人スプリンターが歓喜のワールドツアー初勝利を挙げます。

 

 

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●第5ステージ(Chang Ping~Ping Gu、182.5km)-10月13日

 

【結果】

1.ステッフェン・カミングス(イギリス、BMCレーシングチーム) 4:05:08

2.ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・シャープ) +02″

3.エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー、SKY) +17″

 

最終ステージは後半にカテゴリー山岳が2つ控え、総合成績のシャッフルの可能性もあった中でのレースに。

 

そのカテゴリー山岳に突入すると、メイン集団から総合で1分30秒遅れのヘシェダルがアタック。

逃げグループに合流後、スタートから逃げていたカミングスと抜け出し、協力しながらダウンヒル。

 

Ωクイックやアスタナを中心に追うメイン集団は、先行する2人との差を図りながら距離をこなします。

最終的に2人に逃げ切りを許すも、安全圏のタイム差でレースを終えることとなります。

 

逃げ切りを濃厚にした2人は、総合狙いのヘシェダルが主に牽く格好。

ゴールではスピードに勝るカミングスが余裕の勝利。

大逃げを決めたブエルタに続くビッグレースで勝利を収めました。

 

総合は終始安定した走りでリーダージャージを守ったマルティンが優勝。

 

 

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【総合】

1.トニー・マルティン(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ) 17:16:56

2.フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ) +40″

3.エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー、SKY) +46″

4.ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ) +50″

5.エロス・カペッキ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +52″

6.リナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル・ラモンディール) +56″

7.ラファル・マイカ(ポーランド、サクソバンク・ティンコフバンク) +56″

8.トマシュ・マルチンスキ(ポーランド、ヴァカンソレイユ・DCM) +56″

9.ルイ・コスタ(ポルトガル、モビスター) +1’00”

10.ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・ベリソル) +1’00”

 

●ヤングライダー賞

ラファル・マイカ(ポーランド、サクソバンク・ティンコフバンク) 17:17:52

 

●ポイント賞

エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー、SKY) 49pt

 

●山岳賞

ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ) 39pt

 

●チーム総合

リクイガス・キャノンデール 51:56:06

 

フルリザルト(公式サイト)

 

【戦評】

全体的に世界選手権後の調子を維持している選手たちが活躍した印象。

特に、怪我で不本意な形でツールを離脱し、その後ブエルタに臨みながら世界選手権への調整を続けたマルティンにとっては、良いコンディションのまま中国入りできたのが勝利の要因と言えそうです。

前回とは異なり、TTが無い中で得意の下りと持ち前の独走力で勝利を収めた点は、今後レース運びの幅を広げる可能性も。

グランツールよりもミドルツールに注力したいという本人の意思もあり、来シーズン以降に期待を持てる走りだったと言えるでしょう。

 

アスタナ移籍初年でグランツール出場を逃したガヴァッツィにとっても、来シーズン以降につながる好走。

ステージ1勝を挙げるなど、大会を通じてスプリント力の高さを示し、“上りに強いスプリンター”として名の上がる1人になることができるか。

 

シーズンを通してハイクオリティな走りを見せてきたボアッソン・ハーゲンは総合3位。

あと一歩でステージ勝利を逃すなど、シーズンフル回転の疲労を感じさせる場面はしばしば見られたものの、中間スプリントでボーナスタイムを稼ぐシーンもあり、クレバーな走りに終始。

スプリントだけでなく、ゴールまで数km残した段階での強烈なアタックは、ライバルにとって脅威となることは間違いありません。

 

最終ステージで総合3位を取りこぼす形になったマーティンや、ヤングライダー賞獲得のマイカら、“ジャパンカップ組”の好調さも見て取ることができたレースでもありました。

特に古賀志のアップダウンで力を見せるであろう2人には、本番では優勝候補になることでしょう。

 

また、劇的なステージ勝利を挙げたハラーや、安定した走りで総合10位のウェレンスといった新鋭の登場も今後への期待を持たせるものに。

最終ステージでリタイアしたアンディ・シュレクの戦線合流も明るい材料となった、ワールドツアー最終戦でした。

 

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ツアー・オブ・北京オフィシャルサイト http://www.tourofbeijing.net/

 

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パリ~トゥール-Review

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シーズン終盤に行われる伝統のクラシック、パリ~トゥール。

ほぼフラットなレイアウトながら、逃げとスプリントどちらに転がってもおかしくないスリリングな展開が特徴。

そして、今年もそんな際どいせめぎ合いの中から勝者が生まれたのでした。

 

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パリ~トゥール(シャトーヌフ・アン・ティムレ~トゥール、235.5km)-10月7日

 

 

 

【結果】

1.マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ・DCM) 4:50:34

2.ローレンス・デフリーゼ(ベルギー、トップスポルトフランデレン・メルカトール) s.t.

3.ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファルマ・クイックステップ) s.t.

4.ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、アルゴス・シマノ) +06″

5.ローラン・ピション(フランス、ブルターニュ・シュレー) +12″

6.フレフ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム) +12″

7.ビョルン・ルークマンス(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM) +12″

8.ジョナタン・イヴェール(フランス、ソール・ソジャサン) +19″

9.イェンス・ケウケレイエ(ベルギー、オリカ・グリーンエッジ) +19″

10.ゼネク・スティーバー(チェコ、オメガファルマ・クイックステップ) +19″

 

フルリザルト(公式サイト)

 

序盤にシャヴァネルやモルコフら実力者が逃げを形成。

しかし、メイン集団も終始スピードを緩めず、ハイペースで距離をこなしていきます。

 

残り40kmを切って逃げ集団からモルコフがアタックし、しばらく独走します。

他の逃げメンバーを吸収したメイン集団は、モルコフとの距離を測りながら追撃。

そして、残り約22kmでテルプストラやマルカートらが集団から抜け出し、モルコフに追い付くとそのまま逃げの態勢に入ります。

 

メイン集団はBMCを中心に追うも、集団内でたびたび落車が発生し、追撃に水を差す格好に。

残った選手で前を追うものの、思うように差が縮まらず。

 

逃げグループからはマルカート、テルプストラ、デフリーゼが生き残り、3人でゴールを目指します。

中でもテルプストラの牽引の時間が長い格好。

牽制しながらグラモン通りに突入、そして残り300mでテルプストラがスプリント開始。

しかし、上手くタイミングを計ったマルカートが逆転し、そのままゴールへ。

大金星のチャンスだったデフリーゼはマルカートのラインに入り込んでしまい、逆転できず。

 

追走グループから単独で猛然と追い込んだデゲンコルブは、追い付くことができず4位。

ディフェンディングチャンピオンのファンアーヴェルマートは6位でフィニッシュ。

落車に巻き込まれることなくメイン集団で勝負に加わった別府選手は29位、逆に落車による集団分断に巻き込まれた宮澤選手は93位でレースを終えています。

 

Paris-Tours 2012(Dailymotion動画)

 

【戦評】

全長235.5kmのレースでありながら、アベレージスピードが48km/hを超えるハイペースで推移した今回。

終盤に集団落車があったとはいえ、147選手が完走しレース全体のレベルの高さが伺える格好に。

 

上位勢は全体的にこのレースの走り方を熟知している選手で固められた印象。

優勝のマルカートは前回2位。

その時はゴールスプリントで痙攣し勝負できずに終わっていただけに、リベンジとなる勝利を挙げました。

 

デフリーゼはトップチームに交じりながら2位に入る殊勲。

過去には世界選手権U23で7位に入った実績があり、スプリント力もまずまずあるものの、ゴールスプリントでマルカートのラインに入ってしまったのが唯一悔やまれる。

とはいえ、残り20kmを前に形成された逃げグループのきっかけとなる動きを見せた点は大いに評価されることでしょう。

来シーズン以降、クラシックで上位を狙える存在となれるか。

 

このレースで最も強さを見せたのは、終盤猛追したデゲンコルブでしょう。

パワー系のスプリンターというイメージが定着する今シーズンの活躍でしたが、パンチ力、そして独走力があるところもアピール。

惜しくも先行する3名に追い付けなかったものの、あわやというところまで追い込んだのは見事。

 

地元レースでは毎度優勝争いに加わっているピションは、トップチーム相手に5位に入り、実力があるところを証明。

デフリーゼ同様、今後の可能性を示したレースとなりました。

 

シーズン終盤の疲労具合やモチベーションの差が大きかったとはいえ、来シーズンの契約が決まっていない選手にとっては“就職活動”的な意味合いも強く、アピールの場として力を注ぐ姿も印象に残ったレースでした。

 

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パリ~トゥールオフィシャルサイト http://www.letour.fr/us/

 

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パリ~トゥール-Preparation

 

ツアー・オブ・北京-Preparation

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10月7日のパリ~トゥールのReview記事を書けていない状況ではありますが、先にツアー・オブ・北京の展望記事をまとめてしまいたいと思います。

ワールドツアーのレースとしては、日本から最も近い場所で行われるレースでありながら、今日の社会情勢が影響し日本人選手・関係者、さらには日本企業がスポンサードするチームまでもが大会欠場を余儀なくされてしまっています。

とはいえ、A.S.Oが関係していることからビッグネームが北京に集結し、今年のUCIワールドツアーの締めくくりにふさわしいレースであることは間違いありません。

 

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ツアー・オブ・北京-10月9-13日

【過去の優勝者】

2011年 トニー・マルティン

 

【コース分析】

 

●第1ステージ(Tian An Men Square~Bird’s Nest Olympic Stadium、117km)-10月9日

 

●第2ステージ(Bird’s Nest~Men Tou Gou、126km)-10月10日

 

●第3ステージ(Men Tou Gou~Badaling Great Wall、162.5km)-10月11日

 

●第4ステージ(Yanqing~Chang Ping、165.5km)-10月12日

 

●第5ステージ(Chang Ping~Ping Gu、182.5km)-10月13日

 

全5ステージで構成。

 

第1ステージは、ほぼオールフラット。

スタートして17.5km走った後、約8kmの周回コースを13周。

まずはスプリンターがリーダージャージをゲットすることになるでしょう。

 

第2ステージから山岳ポイントが登場します。

前半に2つの3級、中盤に1級山岳をクリアし、ゴール前約24kmで迎える2級山岳が1つポイントに。

ピュアスプリンターが生き残るには厳しいレイアウト。

 

カテゴリーこそ3級であるものの、頂上ゴールとなる第3ステージがクイーンステージと見て良いでしょう。

ゴール前1kmは勾配が6.3%。

前半に3つの山岳をクリアすることを考えると、パンチャーには若干厳しいものの、パンチ力に長けたクライマーが主役になるか。

 

スプリンターに主役の座が戻ってきそうなのが第4ステージ。

3つ目の3級山岳からゴールまでの30km強は下り基調。

山で多少遅れても集団復帰できれば勝負に絡めそう。

 

最終となる第5ステージは、最後のチャンスとばかりに総合上位勢のアタックに期待。

後半に控える1級山岳からゴールまでは30km弱。

ダウンヒラーが攻める姿が見られるか。

しかし、ゴールまでの距離がある分、先行する選手よりはメイン集団に有利に働く可能性が高いとも言えるでしょう。

 

【注目選手】

ライダータイプ別に、押さえておきたい選手を独断でピックアップします。

スタートリストは公式サイト、またはCycling Feverから。

 

●総合優勝候補

トニー・マルティン(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ)←ディフェンディングチャンピオン

ダリオ・カタルド(イタリア、オメガファルマ・クイックステップ)

リナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

マキシム・イグリンスキー(カザフスタン、アスタナ)

マティアス・フランク(スイス、BMCレーシングチーム)

サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)

イゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) ←2011年山岳賞

ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・シャープ)

ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ)

モレノ・モゼール(イタリア、リクイガス・キャノンデール)

エロス・カペッキ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)

ルイ・コスタ(ポルトガル、モビスター)

フアン・ホセ・コーボ(スペイン、モビスター)

スティーブン・クルイシュウィック(オランダ、ラボバンク)

アイマール・スベルディア(スペイン、レディオシャック・ニッサン)

エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー、SKY)

ラファエル・マイカ(ポーランド、サクソバンク・ティンコフバンク)

ジョニー・フーガーランド(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)

 

●スプリンター

フランチェスコ・キッキ(イタリア、オメガファルマ・クイックステップ)

ロイド・モンドリー(フランス、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタン、アスタナ)

ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・シャープ) ←2011年ステージ1勝

リュディガー・セリグ(ドイツ、カチューシャ)

アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ・ISD)

グレガ・ボレ(スロベニア、ランプレ・ISD)

エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) ←2011年ステージ1勝

グレゴリー・ヘンダーソン(ニュージーランド、ロット・ベリソル)

アラン・デイヴィス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)

リー・ハワード(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)

アイディス・クルオピス(リトアニア、オリカ・グリーンエッジ)

テオ・ボス(オランダ、ラボバンク)

ダニエレ・ベンナーティ(イタリア、レディオシャック・ニッサン)

クリストファー・サットン(オーストラリア、SKY)

ルーカス・セバスチャン・アエド(アルゼンチン、サクソバンク・ティンコフバンク)

ケニー・ファンヒュンメル(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)

 

だいぶ“大人の事情”が絡んでいるようですが、それでも各チームまずまずのメンバーを揃えて臨みます。

同時に、長いシーズンを戦ってきた選手たちの疲労具合やモチベーション低下も考えられ、どの程度本気で戦うのか予測がつかない部分もあります。

 

ざっと見て、戦力的に充実しているのは、2連覇がかかるマルティン擁するΩクイック、エウスカルテル、ガーミン、モビスターといったあたりか。

特に、S・サンチェス、アントン、ニエベの総合力のある3選手を揃えるエウスカルテルの充実度は高いと言えます。

コスタとコーボ、ヘシェダルとマーティンと総合を狙える2選手を中心に構成するモビスターとガーミンが続きます。

前回は最初のTTステージでのリードを最後まで守ったマルティンですが、今回はTTが実施されないことがどう影響するか。

 

ステージレースでの総合力は既に実証しているクルイシュウィックや、ブエルタでは山岳アシストとして大活躍したマイカにも注目。

最少人数の5名で臨むSKYはボアッソン・ハーゲンが好調であれば、総合を狙うことも考えられます。

 

スプリンターでは、ペタッキが参戦。

平地系のアシストマンを揃え、スプリントステージで勝利を狙います。

昨年それぞれステージ1勝を挙げているハウッスラーやヴィヴィアーニ、ブエルタでステージ勝利を挙げたベンナーティも有力。

ジャパンカップクリテリウムでの来日を前に中国でレース出場のボスは、第1ステージで大いにチャンスあり。

 

その他、レースシーンに戻ってきたアンディ・シュレクも出場。

さすがに総合争いに加わることは無いと見られますが、来シーズンにつながる走りをして終えたいところ。

また、来季の所属チームが決まっていない選手も多く、“就職活動”的な意味合いのレースにも。

ここで最後のアピールを行って、生き残りを図りたいことでしょう。

 

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【総合優勝予想】

サムエル・サンチェス

 

ツアー・オブ・北京オフィシャルサイト http://www.tourofbeijing.net/

 

パリ~トゥール-Preparation

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シーズン最終盤に迎える伝統のレース、パリ~トゥール。

レースカテゴリーこそHCではあるものの、バリューはワールドツアーレベル。

平地を得意とする選手たちがビッグタイトルを狙ってレースに乗り込みます。

 

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パリ~トゥール(シャトーヌフ・アン・ティムレ~トゥール、235.5km)-10月7日

【過去5年の優勝者】

2011年 フレフ・ファンアーヴェルマート

2010年 オスカル・フレイレ

2009年 フィリップ・ジルベール

2008年 フィリップ・ジルベール

2007年 アレッサンドロ・ペタッキ

 

【コース分析】

 

 

 

ごくごく細かいアップダウンはあるものの、スプリンターにとっては全く問題のないレベル。

全体的に若干の下り基調となっていることや、トゥールに向かって南下する中で風向きの関係でかなりのハイペースになることも考えられます。

 

スプリンター有利ではあるものの、シーズン終盤で疲労を抱えて臨む選手やモチベーションが低下している選手も多いことから、目立とうと企てる逃げ屋にレースの主人公が移るケースも多々あるのがこのレースの特徴。

思わぬ大逃げや、メイン集団をコントロールするスプリンターチームのミスコントロールを誘発する動きがあるかにも注目。

 

ここ数年では、ゴール前10kmを切って迎えるコート・ド・ボーソレイユや、コート・ド・レパンでパンチャーがアタックし、それが決定的な動きとなることも。

アタックを成功させた選手たちによる少人数のスプリントになる可能性もあるでしょう。

 

このレースならではとも言える、グラモン大通りのロングストレートは今年も短縮。

昨年の600m強から800mほどに伸び、大集団がハイスピードで突入するのか、逃げを決めた選手たちが牽制をしながら入ってくるのかも見ものとなります。

 

【注目選手】

出場予定選手の中から、押さえておきたい選手を独断でピックアップ。

スタートリストは公式サイト、またはCycling Feverから。

 

●スプリンター系

アダム・ブライス(イギリス、BMCレーシングチーム)

ジョナサン・キャントウェル(オーストラリア、サクソバンク・ティンコフバンク)

宮澤崇史(日本、サクソバンク・ティンコフバンク)

ダヴィデ・アポローニオ(イタリア、SKY)

ゲラルド・チオレック(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ)

アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)

ユーレ・コシャン(スロベニア、チームタイプ1)

ナセル・ブアニ(フランス、FDJビッグマット)

ジェフリー・スープ(フランス、FDJビッグマット)

ジャコモ・ニッツォロ(イタリア、レディオシャック・ニッサン)

ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、アルゴス・シマノ)

ジミー・カスペール(フランス、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

クリストフ・ホダールト(ベルギー、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

コルド・フェルナンデス(スペイン、ガーミン・シャープ)

ステファン・プルへイス(フランス、ソール・ソジャサン)

マッティ・ブレシェル(デンマーク、ラボバンク)

アドリアン・プティ(フランス、コフィディス)

ミカエル・ファンステイエン(ベルギー、トップスポルトフランデレン・メルカトール)

マッテオ・ペルッキ(イタリア、ユーロップカー)

バーデン・クック(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)

イェンス・ケウケレイエ(ベルギー、オリカ・グリーンエッジ)

ステファン・ファンダイク(オランダ、アクセントジョブス・ウィレムスヴェランダス)

 

●パンチャー、アタッカー系

フレフ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム) ←ディフェンディングチャンピオン

アレッサンドロ・バラン(イタリア、BMCレーシングチーム)

トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)

ビョルン・ルークマンス(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)

マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ・DCM)

ミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク・ティンコフバンク)

フアン・アントニオ・フレチャ(スペイン、SKY)

シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファルマ・クイックステップ)

ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファルマ・クイックステップ)

フリアン・アントマルキ(フランス、チームタイプ1)

アルトゥール・ヴィショ(フランス、FDJビッグマット)

ベン・ヘルマンス(ベルギー、レディオシャック・ニッサン)

ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)

エゴイツ・ガルシア(スペイン、コフィディス)

セバスチャン・テュルゴー(フランス、ユーロップカー)

別府史之(日本、オリカ・グリーンエッジ)

 

フランスの国内カップ戦も兼ねていることもあり、コンチネンタルチームも2チーム参戦。

 

ディフェンディングチャンピオンのファンアーヴェルマートは、2連覇を狙って参戦。

しかし、ジロ・ディ・ロンバルディア出場時に体調を崩したこともあり、不安を抱えながらのレースとなりそう。

チームには似たような脚質のバラン、シーズン終盤に調子を上げているスプリンターのブライスと勝負できるメンツを揃えており、この2人を軸に展開することも。

 

スプリンターの中では、やはりデゲンコルブが一段抜けた存在。

支えるアシストもデコルトやゲスク、フェーレルスとスピードマンを揃え、レース全体のコントロールを担うチームになるかもしれません。

 

夏以降にビッグリザルトを残し続けてきたニッツォロのほか、経験豊富なチオレック、来季はフランスチームに移籍するアポローニオらも優勝するだけの力は十分。

消耗戦になると単騎でも勝負に行けるブレシェルもおもしろい存在。

 

逃げ勝利を狙う選手たちも実力者が揃います。

シャヴァネルとテルプストラのΩクイック勢、ボーム、フレチャなどは終盤に独走に持ち込むことができれば大いに勝機あり。

昨年2位のマルカートを筆頭に、デヘントやルークマンスを揃えるヴァカンソレイユのチーム力も期待がかかります。

 

日本勢は別府選手と宮澤選手が出場。

別府選手はスプリンターを揃えるチームにあって、ライバルチームの逃げやアタックが頻発した際に対応できる存在となれるか。

宮澤選手は、キャントウェルやアーエン・ヨルゲンセンといったスピードマンを支える役割を担うことになりそうです。

 

10月9日から開幕するツアー・オブ・北京に主力を送り込んだチームも多く、今回は選手の分散が目立つ感はありますが、それでも伝統のレースにふさわしいスリリングな展開になることは間違いないでしょう。

劇的な幕切れに観る者として期待したいものです。

 

【優勝予想】

ジョン・デゲンコルブ

 

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パリ~トゥールオフィシャルサイト http://www.letour.fr/us/

 

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