盛り上がりを見せる今年のロード世界選手権、タイムトライアルで構成された前半戦が終了しました。

そこで、ひとまずリザルトを中心にまとめていきたいと思います。

男子エリートTTとTTTは戦評付きで次のエントリーにて公開したいと思います。

ここでは、女子エリートTTとTTT、男子U23TT、男女Jr.TTの5種目を。

 

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UCIロード世界選手権・女子エリート チームタイムトライアル(Sittard~Valkenburg、34km)-9月16日

 

【結果】

1.スペシャライズド・ルルレモン(ドイツ) 46:31:63(Ave.44.103km/h)

2.オリカ・AIS(オーストラリア) +24″

3.AAドリンク(オランダ) +1’59”

 

フルリザルト(公式サイト)

 

大会の幕開けとなる女子エリートTTT。

チーム力に勝るスペシャライズド・ルルレモンが第1計測からトップをひた走り、最後までその勢いのまま走り切り完勝。

かつて女子ロード最強を誇ったHTC・ハイロードの後継チームであり、伝統的にスピード系種目は得意とするところ。

 

2位には、これまたスピードマン揃いのオリカが入線。

TTスペシャリストのアルント、ヴィルムッセンを中心に臨み、24秒遅れで終えています。

 

3位には地元オランダのAAドリンクが。

トップから約2分遅れでゴールし、上位2チームと3位以下とのタイム差が大きく開いた結果となりました。

 

 

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UCIロード世界選手権・男子ジュニア 個人タイムトライアル(Landgraaf~Valkenburg、26.6km)-9月17日

 

【結果】

1.オスカー・スヴェンドソン(ノルウェー) 35:34:75(Ave.44.857km/h)

2.マテイ・モホリッチ(スロベニア) +07″

3.マキシミリアン・シャーフマン(ドイツ) +11″

 

フルリザルト(公式サイト)

 

将来が嘱望される17~18歳の選手たちによる最速決定戦。

終盤の6km強に登坂区間2つが集中するレイアウトを制したのは、ノルウェーのスヴェンドソン。

第1計測では9位、第2計測では6位通過だったものの、終盤の登坂で一気に追い込み逆転のアルカンシェル獲得。

選手層に対し、実力者が多く輩出されるノルウェーから新星がまたも誕生。

 

スヴェンドソン同様に終盤に追い上げたモホリッチが2位、第2計測までトップを走ったシャーフマンが3位に入っています。

 

日本から出場の西村選手(昭和第一学園高校)は、2分12秒遅れの42位。

 

 

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UCIロード世界選手権・男子U23 個人タイムトライアル(Landgraaf~Valkenburg、36km)-9月17日

 

【結果】

1.アントン・ヴォロブイェフ(ロシア、イテラ・カチューシャ) 44:09:02(Ave.48.923km/h)

2.ローハン・デニス(オーストラリア、ジャイコ・AIS) +44″

3.ダミアン・ハウソン(オーストラリア、ジャイコ・AIS) +51″

 

フルリザルト(公式サイト)

 

ここでの結果がプロ入りや、その後の結果に直結する可能性の高いアンダーカテゴリー。

19~22歳の選手たちによって争われます。

 

この日最速を誇ったのは、ヴォロブイェフ。

中間計測も含めすべてでトップタイム。

終盤の登坂区間でも伸び、最終的に2位に44秒差を付ける圧勝劇を演じました。

約1ヶ月前のツアー・オブ・デンマークのTTステージでも、プロに混じってステージ8位と健闘したスピードを発揮しました。

 

今シーズン、U23年代で争われるTTではほとんど負けておらず、今回も優勝候補筆頭の呼び声も高かったデニスは大差の2位。

このレースに限って言えば、ヴォロブイェフのスピードに屈した格好。

とはいえ、3位にもチームメートのハウソンが食い込み、オーストラリアお家芸種目で5年連続のメダル獲得。

 

金の卵が揃う年代、有望選手の今後が気になるところですが、ヴォロブイェフは来シーズンからカチューシャへ(既にスタジエールとして加入)、デニスはガーミン・シャープと契約済み。

 

日本から出場の椿選手(ブリヂストン・アンカーU23)は、7分16秒遅れの63位。

 

 

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UCIロード世界選手権・女子ジュニア 個人タイムトライアル(Eijsden~Valkenburg、15.6km)-9月18日

 

【結果】

1.エリナ・バーカー(イギリス) 22:26:29(Ave.41.714km/h)

2.セシル・ウットラップ・ルドウィグ(デンマーク) +35″

3.デミ・デヨンフ(オランダ) +1’03”

 

フルリザルト(公式サイト)

 

他カテゴリーと異なり、カウベルグなどの登坂区間が使われないのが、この女子ジュニアTT。

平均4.1%、全長900mの上りが前半に控える以外、中盤まで若干の上り基調ではあるもののTTスペシャリスト向けのレイアウト。

 

そんな中圧倒的なスピードを見せたのがバーカー。

2位のルドウィグに35秒差を付けて勝利。

イギリス、デンマークともにジュニア年代からの強化が進む両国が結果を残したレースとなりました。

また、地元オランダのデヨンフが3位に入線。

 

 

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UCIロード世界選手権・女子エリート 個人タイムトライアル(Eijsden~Valkenburg、24.1km)-9月18日

 

【結果】

1.ユディト・アルント(ドイツ、オリカ・AIS) 32:26:46(Ave.44.573km/h)

2.エヴェリン・スティーブンス(アメリカ、スペシャライズド・ルルレモン) +33″

3.リンダ・ヴィルムッセン(ニュージーランド、オリカ・AIS) +40″

 

フルリザルト(公式サイト)

 

最速女王決定戦は、まず前半にスタートしたサブリコヴァがマークした34:25:90が長い間暫定トップに君臨。

その後、ドイツのスピードマン・テウテンベルグがそれを25秒上回るタイムをマーク。

それをきっかけにハイレベルのタイムが続出と思いきや、各選手カウベルグで失速するなどでトップタイムが生まれず。

 

最後から8人目のファンダイクが約40秒上回るトップタイムをマークし均衡を破ると、続いて出走したスティーブンスがさらに20秒更新。

 

にわかに活気付いてきた優勝争いは残り3人に。

2年前のチャンピオン・プーリーは快調に飛ばすものの、後半ペースダウンすると、カウベルグで失速しスティーブンスのタイムを更新できず。

続く前回銀メダリストのヴィルムッセンは終始スティーブンスのタイムを上回ることができず、ゴール時点で暫定2位。

そして、2連覇がかかるアルント。

第1計測で唯一14分台で入ると、第2計測もトップタイム。

それまでの10秒差から、カウベルグを経てゴールでは33秒差を付け2位以下を圧倒。

 

女子ロードはベテラン選手がその実力に経験を兼ね備え、キャリアのピークを迎える傾向にあり、アルントもその1人。

しかし、今シーズンでの引退を既に表明し、若い選手たちにその道を譲る決意を固めています。

2位のスティーブンスは今年の女子版ツール・ド・フランスのチャンピオンで、個人では初の世界選メダル獲得。

TTスペシャリストとして鳴らすヴィルムッセンは、今回の3位で4年連続のメダル獲得。

来年以降のアルカンシェル獲得を目指します。

 

 

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UCIオフィシャルサイト内世界選手権ページ

http://www.uci.ch/templates/UCI/UCI3/layout.asp?MenuId=MTYzNDI&LangId=1

UCIロード世界選手権オフィシャルサイト

http://www.limburg2012.nl

 

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