今年で3回目を迎えるカナダでのワールドツアーレース、グランプリ・シクリスツ。

9月7日にケベック、9月9日にモンレアル(モントリオール)と、連戦となります。

過去2回は両レースともパンチャーがレースをものにしています。

今年は果たして誰が勝利を収めるか、早速占ってみたいと思います。

 

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グランプリ・シクリスト・ド・ケベック(201.6km)-9月7日

【過去2年の優勝者】

2011年 フィリップ・ジルベール

2010年 トマ・ヴォクレール

 

【コース分析】

 

1周12.6kmのコースを16周。

1周あたりの標高差は186m、獲得標高は2976mと、思いのほかハード。

特に、周回の終盤約4kmは、平均で10%、9%、7%の上りが立て続けに現れ、最後の1kmは平均にすると4%。

過去2年の結果が示す通り、一発に長けるパンチャーに有利なレイアウト。

最終周回はこの上りを利用したアタックが頻発することでしょう。

 

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グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル(205.7km)-9月9日

【過去2年の優勝者】

2011年 ルイ・コスタ

2010年 ロベルト・ヘーシンク

 

【コース分析】

 

こちらは1周12.1kmを17周。

1周あたりの標高差は229m、獲得標高は3893m。

周回の最初の1.8kmで平均8%の上りをこなし、中盤で最大11%・平均6%の上り、そして最後の560mは平均4%の上り。

長い距離の上りが控えていることも関係してか、このレースはパンチャー系クライマーが結果を残している傾向。

早めにアシストやセカンドエースレベルの選手がアタックして、集団の人数を減らしたうえで終盤勝負の可能性があるでしょう。

初開催の一昨年のレースでヘーシンクがラスト10kmを逃げ切ったように、距離のある上りで勝負をかける選手が出てくるかもしれません。

 

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【注目選手】

出場予定選手の中から、押さえておきたい選手を独断でピックアップ。

よほどのことが無い限り、各チーム両レース同じメンバーで臨むため、ひとまとめにして紹介したいと思います。

スタートリストは添付の画像(公式サイトアップ分)、またはCycling Fever(ケベックモンレアル)から。

 

●ケベック

 

●モンレアル

 

ライダー・ヘシェダル(カナダ、ガーミン・シャープ)

ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ)

トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー) ←2010年ケベック優勝

フレフ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)

ルイ・コスタ(ポルトガル、モビスター) ←2011年モンレアル優勝

ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター)

エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー、SKY)

ラース・ペーター・ノルドハウグ(ノルウェー、SKY)

ジェラント・トーマス(イギリス、SKY)

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)

モレノ・モゼール(イタリア、リクイガス・キャノンデール)

シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファルマ・クイックステップ)

ゲラルド・チオレック(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ)

アレクサンドル・コロブネフ(ロシア、カチューシャ)

サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)

ミハエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・グリーンエッジ)

別府史之(日本、オリカ・グリーンエッジ)

マシュー・ゴス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)

ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ)

ロベルト・キセロフスキー(クロアチア、アスタナ)

イェーレ・ファネンデルト(ベルギー、ロット・ベリソル)

ルイス・レオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク)

クリス・ホーナー(アメリカ、レディオシャック・ニッサン)

ベン・ヘルマンス(ベルギー、レディオシャック・ニッサン)

アイマール・スベルディア(スペイン、レディオシャック・ニッサン)

ヨン・イザギレ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)

ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・ISD)

ステファン・デニフル(オーストリア、ヴァカンソレイユ・DCM)

ビョルン・ルークマンス(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)

ピエリック・フェドリゴ(フランス、FDJ・ビッグマット)

クリス・アンケル・セレンセン(デンマーク、サクソバンク・ティンコフバンク)

ニック・ナイエンス(ベルギー、サクソバンク・ティンコフバンク)

レイン・タラマエ(エストニア、コフィディス)

ギュローム・ボワヴァン(カナダ、スパイダーテック)

 

かなりの人数を挙げてしまいましたが、この辺りから両レースの優勝者が出るのではないかと思っています。

特に、世界選手権メンバー入りがかかっている選手は、アピールの機会を窺いながらの走りとなりそう。

 

自国でのレースに燃えるヘシェダルは今年こそ優勝できるか。

ケベックでは2010年4位、モンレアルは2010年3位、2011年11位とあと一歩及ばず。

いずれも得意とするレイアウトですが、どちらかと言えばケベックが向いているか。

早めに仕掛けるか、ライバルの動きに乗じて少ない人数の中から抜け出せれば勝機はありそう。

 

GPウェストフランス・プルエーで圧巻の走りを見せたボアッソン・ハーゲンも有力候補。

2010年のケベックでは2位に入っており、コースへの適性も十分。

ハイスピードな展開に持ち込めれば有利に働きそう。

また、小集団のスプリントになった場合は大きなチャンス。

 

同様にスプリントに持ち込まれた場合に可能性が高まるのがサガン。

最近の走りでは、自分からアタックを仕掛ける場面が少ないものの、人数を徐々に減らす集団の中に潜り込んで最後に爆発というのが勝ちパターン。

こちらも2010年モンレアルで2位と実績十分。

また、モゼールもメンバーしており、アタックはモゼール、スプリントはサガンと役割分担も可能。

 

終盤のアタック頻発の中から抜け出す力を持つヴォクレールも注目。

ツール以降どこまで調子を戻しているか次第ではありますが、2年ぶりの勝利に期待。

前回のモンレアルで勝ったコスタも一発の強さがあり、集団から抜け出すことができれば持ち前の独走力を発揮しそう。

 

勝負勘ではLLサンチェスにも可能性が。

タイミングを計ってのアタックが成功すれば、逃げ切りも大いにあり得そう。

やはり少し早目の仕掛けが必要となるでしょう。

 

その他、ゲランスやシャヴァネル、フェドリゴといった選手たちも優勝候補。

上りに強いスプリンターが生き残ることができれば、ゴールスプリントで勝利をもぎ取ることも考えられます。

 

世界選手権を目前に控えた別府選手も出場。

ゲランスやアルバジーニといったエースのアシストとして、集団牽引や逃げに期待したいところです。

 

【優勝予想】

ケベック エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン

モンレアル ルイス・レオン・サンチェス

 

グランプリ・シクリスツオフィシャルサイト http://gpcqm.ca/fr/accueil/

 

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