8月最終日曜恒例のワンデーレース、GP ウエストフランス・プルエー。

現在熱戦が繰り広げられているブエルタ・ア・エスパーニャ、そしてランス・アームストロングの件と、これらの存在が大きいがために若干霞んでしまっている印象が否めませんが、夏のクラシックレースとして世界選手権や秋のクラシックを見据えた選手たちが集結します。

早速、コースと選手をチェックしていきたいと思います。

 

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GP ウエストフランス・プルエー-8月26日

【過去5年の優勝者】

2011年 グレガ・ボレ

2010年 マシュー・ゴス

2009年 サイモン・ゲランス

2008年 ピエリック・フェドリゴ

2007年 トマ・ヴォクレール

 

【コース分析】

 

1周27kmのコースを9周。

ポイントは勾配10%を超えるCote de Ty Marrec。

最終周回では、ゴール前約4kmでこなすこの上りで生き残ることができるかがカギ。

特に最終周は集団がゴールに向かって一気に加速した状態で迎えることから、脚のない選手にとってはここでふるい落とされる可能性が高いと言えます。

 

かつてはパンチャーや途中で抜け出した数人によるゴールスプリントが多かった大会ですが、近年は上りをこなせるスプリンターにもチャンスが広がっています。

ここ2年間はスプリンターが優勝。

ワンデーレーサーにもスプリンターにも優勝の可能性があり、各チームさまざまなオプションを用意して臨むのが通例となっています。

 

【注目選手】

出場予定選手の中から、押さえておきたい選手を独断でピックアップ。

スタートリストは添付の画像(公式サイトにアップ分)、またはCycling Feverから。

 

●スプリンター

グレガ・ボレ(スロベニア、ランプレ・ISD) ←ディフェンディングチャンピオン

バーデン・クック(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)

マシュー・ゴス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) ←2010年チャンピオン

イェンス・ケウケレイエ(ベルギー、オリカ・グリーンエッジ)

アルノー・デマール(フランス、FDJ・ビッグマット)

ボルト・ボジッチ(スロベニア、アスタナ)

マヌエル・ベレッティ(イタリア、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

フランシスコ・ホセ・ベントソ(スペイン、モビスター)

ゲラルド・チオレック(ドイツ、オメガファルマ・クイックステップ)

マッテオ・トレンティン(インタリア、オメガファルマ・クイックステップ)

アダム・ブライス(イギリス、BMCレーシングチーム)

マイケル・マシューズ(オーストラリア、ラボバンク)

マーク・レンショー(オーストラリア、ラボバンク)

ダヴィデ・アポローニオ(イタリア、SKY)

エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー、SKY)

ジャコモ・ニッツォロ(イタリア、レディオシャック・ニッサン)

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)

ユルゲン・ルーランツ(ベルギー、ロット・ベリソル)

クリス・ボックマンス(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)

ロメン・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユ・DCM)

ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、ガーミン・シャープ)

ルーカス・セバスチャン・アエド(アルゼンチン、サクソバンク・ティンコフバンク)

宮澤崇史(日本、サクソバンク・ティンコフバンク)

ジュリアン・シモン(フランス、ソール・ソジャサン)

 

●パンチャー、クラシックハンター

ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・ISD)

ミハエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・グリーンエッジ)

サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) ←2009年チャンピオン

新城幸也(日本、ユーロップカー)

トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)

ピエリック・フェドリゴ(フランス、FDJ・ビッグマット) ←2008年チャンピオン

ルイ・コスタ(ポルトガル、モビスター)

ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター)

ミカル・クウィアトコウスキ(ポーランド、オメガファルマ・クイックステップ)

シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファルマ・クイックステップ)

フレフ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)

アレクサンドル・コロブネフ(ロシア、カチューシャ)

ルイス・レオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク)

トニー・ギャロパン(フランス、レディオシャック・ニッサン)

ビョルン・ルークマンス(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)

マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ・DCM)

 

どちらかというと、各チームともにスプリンターをラインナップしてきた印象。

中でも際立つのがサガンの存在。

ツールとオリンピック後の休養が明け、臨んだ2レースでは優勝を逃すもまずまずの出来。

特に今回のようなコースは得意とするところでしょう。

スピードマンはもちろん、登坂力のアシストも揃え、どのような展開にも対応する構え。

 

コース適性で見ると、ボアッソン・ハーゲンも有力。

8月中旬のヴァッテンフォール・サイクラシックスでもピュアスプリンター相手に5位入賞。

かつてのようなスプリント力は影を潜めたとはいえ、このコースレベルの上りではまず崩れることはないでしょう。

 

ディフェンディングチャンピオンのボレ、前々回のチャンピオンのゴスも優勝候補。

ゴスはアルバジーニ、ゲランスといったワンデースペシャリストがチームにいることから、スプリントになった場合のオプションといったところか。

 

アップダウンをこなした後のスプリントに定評があるベントソ、このところ絶好調のニッツォロ、人数が減った中でのスプリントに強いシモンも有力。

ヴァッテンフォールで大勝利を挙げたデマールは、最後まで残ることができればチャンスが巡ってきそう。

 

スプリンターに主役の座を明け渡したくない選手たちにも注目。

この大会との相性が良いゲランスは2度目の優勝を狙います。

昨年もスプリンターに交じって2位と結果を残しているだけに、エーススプリンターのゴスが機能しなかった場合は自ら勝負に。

また、クラシックでは2枚看板と言えるアルバジーニも出場と、展開次第でさまざまな動きが見られそう。

 

昨年3位のヴォクレールや、2008年チャンピオンのフェドリゴ、ツールとオリンピック後も精力的にレースに参戦するシャヴァネルらフランス勢も虎視眈々と勝機をうかがいます。

クラシカ・サン・セバスティアンで華麗な逃げ勝利を挙げたLLサンチェスは、今回もアタック炸裂なるか。

 

日本人選手にも期待がかかります。

ツール・ド・リムザンで劇的な総合優勝を挙げた新城選手は好調のまま臨みます。

リムザン後のシャトールークラシックでも勝利まであと一歩の走りを見せており、展開次第ではヴォクレールに代わってエース役もありそう。

ゴールスプリントでも十分太刀打ちできる力がある分、可能性は大いにあると言えるでしょう。

また、宮澤選手もLSアエドとともにスプリント役の1人として出場。

後半のハイスピードな展開に残ることができれば、ゴールスプリントで良い勝負が望めるでしょう。

 

【優勝予想】

ペテル・サガン

 

GP ウエストフランス・プルエーオフィシャルサイト http://www.grandprix-plouay.com/

 

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