ブエルタ・ア・エスパーニャの後半ステージを見ていきます。

スペイン北西部に舞台を移し、総合を争う熾烈な戦いが繰り広げられることになります。

今回は第12ステージから最終の第21ステージまでを。

 

第1~11ステージまではこちらで。

 

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ブエルタ・ア・エスパーニャ-8月18日-9月9日

【過去5年の総合優勝者】

2011年 ファン・ホセ・コーボ

2010年 ヴィンチェンツォ・ニバリ

2009年 アレハンドロ・バルベルデ

2008年 アルベルト・コンタドール

2007年 デニス・メンショフ

 

【コース分析】

 

合計距離:3360km(ステージ平均160km)

平坦ステージ:11

山岳ステージ:8

チームタイムトライアルステージ:1

個人タイムトライアルステージ:1

休息日:2

 

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●第12ステージ(Vilagarcia de Arousa~Mirador de Ezaro、190.5km)-8月30日

 

再び海沿いを走るステージ。

しばらくはフラットなコースを走るも、ゴール前1.9kmから激坂に。

平均勾配13.1%、MAX30%近い上りは、アルデンヌクラシックのゴールさながら。

上りを前に、ステージを狙うパンチャーや、総合争いをするエースを擁するチームがこぞって位置取り合戦をする様子が見られるかもしれません。

 

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●第13ステージ(Santiago de Compostela~Ferrol、172.8km)-8月31日

 

この日はカテゴリー山岳が1つもない、スプリンター向けのステージ。

特に難易度の高いアップダウンも無く、終始スプリント狙いのチームがコントロールすることになるか。

スプリンターにチャンスのあるステージが残り少なくなり、プントスを目指す選手にとっては取りこぼしが許されなくなってきます。

 

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●第14ステージ(Palas de Rei~Puerto de Ancares、149.2km)-9月1日

 

総合争いはこのステージから激化することとなるでしょう。

カテゴリー山岳は5つ。

特に終盤に控える2つの1級山岳が勝負となります。

先に登場するAlto Folgueiras de Aigasは平均勾配6.7%、MAX10%。

そしてゴールへと向かうアンカレス峠は距離9.5km、平均勾配8.1%、MAX12.8%で、ゴール前も10%超え。

総合優勝を目指す選手たちによる激しい争いが見られそう。

山岳賞獲得を目論む選手たちにとっても、ポイント収集には格好のステージ。

 

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●第15ステージ(La Robla~Lagos de Covadonga、186.5km)-9月2日

 

ブエルタではおなじみの超級山岳・コバドンガが最後に控えるステージ。

まずは、ゴール前約40kmで迎える1級山岳・Alto del Mirador del Fitoで脚の探り合い。

ラスト13.5kmを上るコバドンガは平均勾配7%、MAX15%。

一度下り、ゴール前500mから10%強を一気に駆け上がります。

激坂ハンターが制するか、勝負どころを見定めたクライマーが制するか見もの。

ちなみに、前回登場した2010年はカルロス・バレドが制覇。

 

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●第16ステージ(Gijon~Valgrande-Pajares. Cuitu Negru、183.5km)-9月3日

 

休息日を前に、中盤からの2つある1級山岳、そして最後に迎えるパハレスの超級山岳をこなします。

2つの1級山岳でメイン集団はどの程度の人数に縮小しているか。

最後のパハレスは登坂距離19.4km、平均勾配は6.9%も、ゴールに向かって勾配が厳しくなるのが特徴。

特に、ゴール前で最大の22%ゾーンが現れ、ゴールでは思わぬ差が付く可能性も。

この日までの山岳3連戦で、総合争いの行方が見えてくることになるでしょう。

 

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休息日②-9月4日

 

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●第17ステージ(Santander~Fuente De、187.3km)-9月5日

 

頂上ゴールではあるものの、最後のフエンテ・デは2級山岳。

17.3kmの距離に平均勾配が3.9%と、クライマーやパンチャーが勝負するには物足りないレベル。

逃げ屋にとって、久々のチャンスでもあり、序盤からエスケープを試みる選手たちでレース全体のペースが上がる可能性があるでしょう。

展開によっては、ほぼ逃げた選手のみでのレースとなることも。

 

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●第18ステージ(Aguilar de Campoo~Valladolid、204.5km)-9月6日

 

今大会唯一の200km超えステージ。

オールフラットと言っても良いほどのレイアウトではあるものの、強風が吹きやすい場所を通過するとあって、分断狙いのチームが動き出すことも。

その場合、ミスをすると総合争いをしている選手がタイムを落とす可能性があり、どの選手・チームも気を抜くことができません。

 

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●第19ステージ(Penafiel~La Lastrilla、178.4km)-9月7日

 

この日もカテゴリー山岳は無し。

基本的にはスプリント狙いのチームがコントロールすることになるか。

しかし、ゴール前が上りとなっており、ピュアスプリンターよりは上りに強いスプリンターが有利。

また、このステージを迎える段階でスプリンターがどの程度大会に残っているかでも変わってきそう。

逃げが決まる可能性もあるでしょう。

 

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●第20ステージ(La Faisanera Golf.~Bola del Mundo、170.7km)-9月8日

 

今大会最終決戦の場はボラ・デル・ムンド。

その前に1級3つ、2級1つの山岳をクリアし、最後の戦いに向かいます。

ボラ・デル・ムンドは登坂距離11.4km、平均勾配8.6%。

これまたゴールに向かって勾配が厳しくなり、ゴールまで2kmを切ってMAX23%の上りに。

2010年にニバリとモスケラが繰り広げた激闘を再現するかのような争いが行われるか、はたまた総合トップの選手が守りきるか。

そして、総合争いと同時に山岳賞もこのステージで決まることになります。

 

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●第21ステージ(Cercedilla~Madrid、115km)-9月9日

 

最終ステージは、マドリード中心部の周回コースが舞台。

スタートから周回コースまでは、パレード走行。

周回コース入りして迎える2つのスプリントポイントは、総合争いが僅差の場合はボーナスタイム獲得を狙った動きが起こることも。

同様に、プントス争いが僅差の場合もポイント狙いの動きが起こるかもしれません。

そして、栄光のマドリードのゴールにトップで飛び込むのは誰になるのか。

3週間の戦いに終止符を打たれます。

 

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ブエルタ・ア・エスパーニャオフィシャルサイト http://www.lavuelta.com/

 

【関連記事】

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ブエルタ・ア・エスパーニャ2012出場チーム決定

 

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