例年ツール閉幕直後に行われるスペイン・バスク地方でのワンデーレースは、オリンピックの影響で半月ほどずらしての開催に。

その分、4日後に開幕するブエルタ・ア・エスパーニャに向けた最終調整レースとしての役割を担うこととなりました。

スペイン選手が中心となることの多いレースですが、今年はどのような展開が待ち受けているでしょうか。

 

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クラシカ・サン・セバスティアン(234km)-8月14日

【過去5年の総合優勝者】

2011年 フィリップ・ジルベール

2010年 ルイス・レオン・サンチェス

2009年 カルロス・バレド

2008年 アレハンドロ・バルベルデ

2007年 レオナルド・ベルタニョッリ

 

【コース分析】

 

 

平地が全くと言って良いほど無く、登坂力とパンチ力が問われるコース。

後半、レース距離150kmを前後して迎える1級山岳・ハイスキベルから本格的な勝負がスタートします。

 

約8km上るハイスキベル、平均勾配6%超の2級山岳・アルカレを2回通過すると、ゴールまで残り10kmを切っています。

この計4回にわたる峠越えの間に確実に複数のアタックが起き、選手が絞られることに。

これまでのケースだと、2,3人または少人数でのスプリントで勝者が生まれています。

また、ゴール前3kmにある小さな丘で仕掛けて逃げ切りを図る選手が出てくるかもしれません。

 

【注目選手】

出場予定選手の中から、押さえておきたい選手を独断でピックアップ。

スタートリストは公式サイト、またはCycling Feverから。

 

アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ) ←ロンドンオリンピックRR金メダル

リゴベルト・ウラン(コロンビア、SKY) ←ロンドンオリンピックRR銀メダル

セルジオ・エナオ(コロンビア、SKY)

エロス・カペッキ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)

ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)

ダニエル・モレーノ(スペイン、カチューシャ)

シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファルマ・クイックステップ)

ゼネク・スティーバー(チェコ、オメガファルマ・クイックステップ)

フレフ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)

アイマール・スベルディア(スペイン、レディオシャック・ニッサン)

ダニエレ・ベンナーティ(イタリア、レディオシャック・ニッサン)

ヤン・バークランツ(ベルギー、レディオシャック・ニッサン)

サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)

ミハエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・グリーンエッジ)

サイモン・クラーク(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)

ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン・シャープ)

ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、ロット・ベリソル)

イェーレ・ファネンデルト(ベルギー、ロット・ベリソル)

アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) ←2008年チャンピオン

ファン・ホセ・コーボ(スペイン、モビスター)

ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター)

イゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)

サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)

ダミアーゴ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD)

ルイス・レオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク) ←2010年チャンピオン

ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ラボバンク)

バウク・モレッマ(オランダ、ラボバンク)

マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ・DCM)

リナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

ニコラス・ロッシュ(アイルランド、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

ピエリック・フェドリゴ(フランス、FDJ・ビッグマット)

ティボー・ピノ(フランス、FDJ・ビッグマット)

アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・ティンコフバンク)

 

ブエルタ組を筆頭に、ツール明けのレースとしてこのレースに参戦している選手も多く、ハイレベルのレースになることは必至。

前回優勝のジルベールは欠場予定とはいえ、ヴィノクロフとウランのオリンピックメダリストも乗り込みます。

 

ツールで怪我を負いながらも後半ステージで大活躍、オリンピックでも好走を見せたLLサンチェスはこの大会に相性が非常に良い1人。

もちろん今回もチームのエースとして2年ぶりの優勝を狙います。

 

優勝経験者で見ると、バルベルデも2008年の勝者。

ツールではステージ1勝を挙げるも、実力を発揮したとは言えず、ここで一発良い走りを見せたいところ。

ブエルタ参戦を表明し、コーボと2枚看板で4日後の本番につなげたい。

展開次第では、少人数でのスプリントに強いヴィスコンティで勝利を狙う公算も。

 

このレースに高いモチベーションで臨むのがエウスカルテル勢。

悲願のブエルタ制覇を狙うアントンを筆頭に、ツールで涙のリタイアを喫したSサンチェスが復帰。

調子が上向いていれば、Sサンチェスにはチャンスがあるでしょう。

 

最終局面に残ることができればスプリント力に長ける、シャヴァネルやクネゴ、ゲランスとアルバジーニのグリーンエッジコンビ、バークランツにも勝機がありそう。

今年のツールで復活のステージ優勝を果たしたフェドリゴもこの手のワンデーレースに強い選手。

ブエルタを控え調子を上げるロドリゲス、モレーノのカチューシャ勢も上位を争うことになるでしょう。

 

そして、4年ぶりの出場となるコンタドールにも期待。

その4年前は26位で無難にゴールし、その後の北京オリンピック、ブエルタ総合優勝へつなげており、今回の走りもその後のレースを占う意味では重要となりそう。

チームオーダーやレース展開によっては、ブエルタ組の多くがリタイアする可能性もありますが、ワンデーレースとしてはさほど距離が長くない分、ハイクオリティなレースを望みたいところです。

 

【優勝予想】

アレハンドロ・バルベルデ

 

クラシカ・サン・セバスティアンオフィシャルサイト

http://clasica-san-sebastian.diariovasco.com/

 

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