充実の合宿2日間を送った余韻から、終了翌日の仕事先で担当者(女性)に勢い任せにロードバイクを勧めるという暴走行為を行ったわけですが、今のところ良い返事は私の元に届いてはおりません…。

もっと言うなら、数日後にその担当者と仕事関係でメールのやり取りをしたのですが、性懲りもなくメール本文に「自転車女子になろうぜぇえええ」(原文一部改編)と書き、何とも公私混同甚だしい始末。

このたびの私のロードバイク押しがどこからくるものなのかを自己分析した結果、それは普段の仕事ではシックな彼女のいつもとは違った姿、つまりは レーパン姿 自転車女子にふさわしい格好を見てみたいという、“男のロマン”的な下心からくるものではないかという結論にいたりました。

 

さぁ、本題に入りましょう。

室戸合宿2日目。

笑いも涙もへったくれもない、ただただ怒りしか覚えない壮絶の1日目はこちらから。

サイクリング記-室戸合宿①

まだご覧になっていない方は、こちらから先にお読みください。

 

日頃朝が弱い私にしては、思いのほか目覚めが良く6:00には起床。

洗面やら朝の集いやら朝食やら出発準備やらをサクサクッと済ませ、いつでも出発できる態勢に。

それはそれは清々しい2日目の朝でしたよ。

いつもはダラダラして出発準備に無駄に時間がかかるというのに、こんな時に限って妙に支度するのが早いのだ。

室戸には人の行動をスムーズにする何らかの効果があるのかもしれませんなハハハ(無ぇよ)。

 

 

でも何だろう…。

出発する段になって急に迫りくるダウナー感…。

 

そう、この日も150km走らなければならないという、考えるだけで気が遠くなる距離。

でも、走らないことには徳島には帰れないという、何とも形容しがたいプレッシャー。

そして、いつ何時起こるか分からないアタックの応酬。

 

「今日はゆっくり行こうよ! 本気出すのとか無しな!」なんて、小学校体育のマラソンの時のような文句を私のような発言力の無い人間がみんなに言えるわけもなく…。

あぁ、スタートするのが怖いよぉママ~…。

 

出発時

 

最初の休憩ポイントへは一団で。

みんな疲れているもんね、無理は禁物だよね。

このままゆっくり行きたいね。

ん、何?

あぁ、実業団・学連のレーシングの人たちは我々の10分遅れでスタートで、先頭交代しながら次の休憩ポイントを目指すと。

あ、そう。

どうぞどうぞ、私たちはみんな仲良く走りますのでね!

 

休憩もほどほどに、次の休憩ポイント『海の駅 東洋町』に向かって再スタート。

しばらくすると、レーシングの面々が凄い勢いで私たちを抜いていく。

それをきっかけに、我々の集団からもまさかのアタックが!

 

いや、だから…。

だーかーらー!!!!!!!!!!

 

だからさ、今日はアタック無しねって空気出してるじゃん俺…。

みんな分からなかったかなぁ…。

 

あ、そう、知らんがなと。

そうですか。

そうですかそうですか。

 

そうなっちゃうと結局がんばってしまうのが私の性格なのですな。

そんなわけで、東洋町へ向かって爆走(当人比)開始。

ペースアップを渋っていたところで、どうせ行かなきゃならないのならねぇ。

そうこうしているうちに気持ちが高揚してしまい、いつしか「俺、いまパリ~ルーベで独走したボーネンみたいじゃね!?」なんて妄想を働かせていたりするのですよ。

 

2回目の休憩(海の駅 東洋町)

 

3回目の休憩(牟岐駅)

 

2日目も半ばに差し掛かり、あることに気が付きます。

たびたび脚を見せたがる私はどうやら 女性陣 自転車女子いや自転車乙女たちから顰蹙を買っているようだということに…。

飛び出すたびに「またか…」感が漂っているということに、そう、2日目中盤に来てようやく気付いたのです…。

 

いや、違うんです、違うんですってば。

実際のところ、脚を見せたがっているわけではないのですよ。

本当ならゆっくり行きたいのですよ。

でも何かこう…集団のちょっとした動きに乗っておかないと後々どうなるか分からない空気が私を包んでいるような気がしてならないのですよ…。

 

ならば!

今度はみなさんを牽かせていただきましょう!

全力でアシストさせていただきます!

アシストはお手のものです、まぁアシストなどしたことないのですけど!

 

ということで、日和佐の休憩ポイント目前で、集団スプリントに向かう今は無きHTCハイロードばりのトレインを形成。

今度はマーク・レンショーになった気分だぜヘヘヘ~イ!

さぁ、カヴェンディッシュよ、行くんだ!

 

 

あれ?

発射されないぞ!?

 

ちぎってもうた…。

結局、速すぎるとまたも顰蹙を買い、アシストをやったらやったで失格の烙印を押されてしまったのでした。

 

4回目の休憩(美波町日和佐)

 

とはいえ、東洋町から牟岐を経て日和佐までの道のりは、比較的上手いことやり過ごしたのではないかと思っています。

周りもそんなに動かなかったですし、私もみんなを煽ってしまうような不必要な動きをすることもなく(笑)。

となれば、徳島市内まであと50km弱。

ちーとがんばってみても良いのではないかという強欲さが、この機に及んで私の中でちらほらと見え隠れし始めたのであります…。

 

日和佐を出発してからというもの、どこで動こうかそれはまぁ心中穏やかではなかったですよねぇ。

レーシングのメンバーを除き、他の誰にも先にアタックさせたくない。

「あいつアホや」と言われても良いから、自ら飛び出して大逃げを決めようではないかと。

 

長い上り坂に差し掛かった時、私の勘がついに働きます。

それはまるで獲物を狙うチーターのような、きっと私の目は鋭い眼光で前だけを見据えていたことでしょう。

登板距離、斜度も十分。

いくぜ俺!

 

アターーーーーーーーーーーーーック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

「よっしゃ、決まった!」と思い、後ろを確認してみると…。

 

うわああああああ俺の動き読まれていたああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

1人や2人じゃない、数人を引き連れてしまっていたのです…。

 

ここから先は下り基調。

ひとまず、見える位置を走っていたレーシングのメンバーに追い付き、一呼吸。

1人また1人と前を行くレーシングメンバーを捕まえ、5,6人で阿南を目指します。

ド素人の私には経験したことのないハイスピードダウンヒル。

しかし腰を引いていては先を行かれてしまうと、必死で下る。

 

短い上りで集団が割れる。

おーし、前に残った!

いけるぞ俺!

 

気が付くと先頭が見えている!

レーシングのメンバーが「みんなで回して前に追い付きましょう!」と呼びかける。

これまで先頭交代をためらい、そのたびに怒鳴られていた私も今度ばかりは率先して回す。

回す回す回す!

 

そして予想だにしていなかった言葉が私に飛ぶ!

「上り牽いてください! 上りならレーシングに勝てますよ!」

 

マ、マジっすか!?

え、何か分からないけど俺、上りがんばっちゃうよ!

まさにあの一声は、その時ばかりではなく今後もロード乗りとしての私にとって励みになる言葉であり続けるでしょう。

 

踏んで踏んで踏んで…ようやく阿南の休憩ポイントへ。

レーシングのメンバーはもちろんメリハリを利かせて走っていたことでしょうが、それでも彼らのスピードに乗って、そしてドサクサ紛れにローテーションに加わったことはとても良い経験となりました。

 

はぁ、これで一安心。

あとは徳島市内へ戻るのみ。

交通量の多いところを通るため、あとは最後まで一団で。

ゴールを目前に、ボーッと走っていて前を行く人に軽い追突をしてしまい、「あれ、これもしかして…ハンガーノック?」なんて思うシーンはあったものの、無事事故なく復路約150kmを走破したのでした。

 

ゴール! 往復約300km走破!

 

いやー、何でしょうね。

走りきった充実感はもちろんなのですが、朝にあれだけテンション下がっていたのに、いざゴールしてみると「ま、もうちょっと走れるのだけどね!」みたいな感覚に陥るわけですよ。

その感覚は、自宅まで自走で帰ることで無理やり満たしたわけですが、1人だったらなかなか走れない(走らない)距離を複数だったら比較的楽に走ることができる。

他の人を風除けに使えるというメリットもそうですが、何より同じ趣味や目的を持った人たちと一緒に走ることの楽しさが往復約300kmを走らせた大きな要因でしょう。

 

そして、私たちが何ら不自由なく走ることができたのも、この合宿を裏で支えてくださった多数の方々によるものだと心の底から感謝しています。

合宿施設の確保、補給食やドリンク・宴会用飲食物の調達、走行風景の写真撮影、終了後の写真のサーバーアップ…、やってもらいっぱなしの私からすれば、これらに携わる方々の働きっぷりに感心する限りです。

本当にありがとうございました。

 

また、日頃1人で走ることの多い私にとって、数々の出会いの場にもなりました。

ほぼ全員徳島で生活している人たちですし、今後何かの折にまたきっとご一緒できることでしょう。

一声あれば一緒に走る機会が設けられるわけですし、そういった意味では楽しみが膨らむ一方。

こんなハチャメチャな合宿報告記を書いてしまう私ではございますが、今後とも長いお付き合いをよろしくお願いします。

 

参加させていただいて本当に良かった。

今までよく分かっていなかった自分の力や脚質を知るきっかけになり、ロード乗りとしての幅をより広げていけるような気がしています。

 

そんなわけで、おふざけの域を超越して、読み手を狼狽させる一方のエントリーとなってしまいましたが、以上をもって室戸合宿の報告記とさせてもらいます。

 

あとは…“あの人”からの「私、ロードバイク乗ってみます!」という返事を待つのみです(しつこい)。

 

室戸~徳島ルート

 

※このエントリーはハッタリが多く含まれたノンフィクションであり、登場する団体や人物などの名称はだいたい本当のものです。

 

室戸市内の休憩ポイントでは、ワンコの出迎えが。

 

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サイクリング記-室戸合宿①

 

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