劇的なレースとなったE3ハレルベケに続き、ヘント~ウェヴェルヘムが3月25日に開催されます。

こちらは石畳を含むフランドルならではのレースではありますが、よりスプリンター寄りと言われています。

今回もスプリンターが多数出場予定。

 

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ヘント~ウェヴェルヘム(Deinze~Wevelgem、234.6km)-3月25日

【過去5年の優勝者】

2011年 トム・ボーネン

2010年 ベルンハルト・アイゼル

2009年 エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン

2008年 オスカル・フレイレ

2007年 マルクス・ブルグハート

 

【コース分析】

 

昨年は14あった急坂が、今年は11と減っています。

しかし、石畳を含むケンメルベルグの急坂は今回もレース後半に2回通過。

ここで多くの選手が苦戦を強いられます。

展開次第では、ここで決定的な動きが発生する可能性も。

 

スプリンターチームにとっては、ゴール前約30kmで迎えるモンテベルグを上手くクリアできれば、あとはゴールまで理想の展開に持ち込めるでしょう。

モンテベルグを通過すると、ゴールまで一気に集団のペースが上がります。

 

“北のクラシック”の中でも、ピュアスプリンターに有利と言われるこのレース。

スプリンターチームの激しい争いがレースを盛り上げることとなりそうです。

 

【暫定スタートリスト】

 

【注目選手】

フランチェスコ・キッキ(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ)

マッテオ・トレンティン(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ)

トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) ←ディフェンディングチャンピオン、2004,2011年チャンピオン

ゲラルド・チオレック(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、SKY)

ベルンハルト・アイゼル(オーストリア、SKY) ←2010年チャンピオン

エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー、SKY) ←2009年チャンピオン

アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)

セバスチャン・イノー(フランス、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

ロイド・モンドリー(フランス、アージェードゥーゼル・ラモンディール)

マキシム・イグリンスキー(カザフスタン、アスタナ)

アレッサンドロ・バラン(イタリア、BMCレーシングチーム)

アダム・ブライス(イギリス、BMCレーシングチーム)

マルクス・ブルグハート(ドイツ、BMCレーシングチーム) ←2007年チャンピオン

フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム)

ジョージ・ヒンカピー(アメリカ、BMCレーシングチーム) ←2001年チャンピオン

トル・フスホフト(ノルウェー、BMCレーシングチーム) ←2006年チャンピオン

フレフ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)

アルノー・デマール(フランス、FDJ・ビッグマット)

ヤウヘニー・フタロヴィッチ(ベラルーシ、FDJ・ビッグマット)

マシュー・ゴス(オーストラリア、グリーンエッジ)

イェンス・ケウケレイエ(ベルギー、グリーンエッジ)

アイディス・クルオピス(リトアニア、グリーンエッジ)

オスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ) ←2008年チャンピオン

デニス・ガリムジャノフ(ロシア、カチューシャ)

ルカ・パオリーニ(イタリア、カチューシャ)

グレガ・ボレ(スロベニア、ランプレ・ISD)

ダニエル・オス(イタリア、リクイガス・キャノンデール)

ペテル・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)

ホセ・ホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)

フランシスコ・ホセ・ベントソ(スペイン、モビスター)

ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター)

ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク)

マッティ・ブレシェル(デンマーク、ラボバンク)

マーク・レンショー(オーストラリア、ラボバンク)

タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ)

ヨハン・ファンスーメレン(ベルギー、ガーミン・バラクーダ)

ダニエレ・ベンナーティ(イタリア、レディオシャック・ニッサン)

ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・ニッサン)

ミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク)

クリス・ボックマンス(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)

ボビー・トラクセル(ランドバウクレジット・ユーフォニー)

レオナルド・ドゥケ(コロンビア、コフィディス)

オスカル・ガット(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・セッレイタリア)

フィリッポ・ポッツァート(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・セッレイタリア)

ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、プロジェクト1t4i)

マルセル・キッテル(ドイツ、プロジェクト1t4i)

新城幸也(日本、ユーロップカー)

セバスチャン・シャバネル(フランス、ユーロップカー)

トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)

 

やはり各チーム、エーススプリンターを配して臨むことになります。

 

今年のスプリンターで中心的存在なのは、カヴェンディッシュ、グライペル、ボーネンの3人。

カヴェンディッシュにとっては、昨年落車に巻き込まれての脱落したリベンジを果たしたい。

ただ、激しい急坂や石畳を越えるレースで実力を発揮できたケースに乏しく、その点で不安。

この大会での優勝経験のあるボアッソン・ハーゲンやアイゼルが代わって勝負に出ることも考えられます。

いずれにせよ、主導権を取りたいSKYとしては、2月末のクールネ~ブリュッセル~クールネの時のような展開に持っていきたいところ。

この時は、フレチャ・ヘイマンの石畳スペシャリストを逃げに乗せ、2人が吸収されてからチームがメイン集団をハイスピードで牽きはじめ、最後をカヴェンディッシュで締める、といったレースを見せています。

 

グライペルはここ数レース好結果を出せていないのが不安材料。

シーズン最序盤に抜群の調子だったツケが出てきているか。

このレースでは昨年4位に入っており、コース適性は十分にあると言えるでしょう。

他のメンバーも完全な“グライペルシフト”を敷いてきている点で、コンディションさえ問題なければ優勝のチャンスがありそう。

 

ボーネンはディフェンディングチャンピオンとして臨む今年、どのようなスタンスでレースを走るか。

23日のE3では劇的な優勝を飾り、次なる目標はロンド・ファン・フラーンデレンとパリ~ルーベ。

ここではその調整に充てるか、大会3度目の優勝を目指すか。

ボーネン以外のスプリンターも揃えており、いかなる展開にも対応できるチーム状態。

本人のモチベーション次第でチームオーダーが変わってきそうです。

 

昨年2位のベンナーティも注目の1人。

これまでたびたびカンチェラーラのアシストとしての働きでも目立ち、状態の良さは明らか。

今回は晴れてエースとして臨むことになるでしょう。

適度な上りや荒れた路面が含まれるコースは得意とするところ。

アシストにもスピードマンを揃え、万全の態勢で勝利を目指します。

E3での度重なる落車やトラブルに泣いたカンチェラーラは調整&アシストに回ると予想されます。

 

同様に昨年3位のファラーも優勝候補。

今年はまだ勝利を挙げられていない(TTTを除く)だけに、ビッグレースでシーズン初勝利を挙げたい。

フェルナンデス、ハンターのリードアウトマンを揃え、ゴール前までトラブルなく走ることが勝つための条件となってくるでしょう。

 

E3で惜しくも2位のフレイレも4年ぶりの優勝を狙います。

終始積極的な走りを見せたE3で感じた手ごたえをここにぶつけられるか。

ハイスピードな展開となって集団が混乱をきたす状況になれば、勝利がグッと近づいてきそう。

 

同じくE3で好走したサガンにも注目。

最終局面までに集団の人数を減らすことができれば、絶好のチャンス。

昨年ゴール直前までともに逃げ続けたオスと今年もコンビプレーを見せることになるでしょう。

 

その他、いま最も勢いのある若手デマールやE3で6位のデゲンコルブ、同じく4位と健闘したドゥケもおもしろい存在。

また、プロジェクト1t4iからはキッテルも参戦。

ゴールスプリントまで集団に残ることができれば、大いに勝つ可能性あり。

 

E3で激しい落車に巻き込まれた新城選手は、大きな怪我なく予定通り参戦予定。

昨年はメイン集団に残って28位フィニッシュ。

今年も終盤までメイン集団に残ればスプリントを任される可能性がありそうです。

 

【優勝予想】

エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン

 

ヘント~ウェヴェルヘムオフィシャルサイト http://www.gent-wevelgem.be/

 

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