さぁ、いよいよ2012年シーズンの本格的な幕開けです!

UCIワールドツアー第1戦、ツアー・ダウンアンダーが1月15日のダウンアンダークラシックを皮切りに1月22日まで開催されます。

一昨年、昨年とランス・アームストロングの参戦で盛り上がった大会ですが、今年はオーストラリア初のUCIプロチーム・グリーンエッジの世界デビュー戦として注目を集めます。

 

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ツアー・ダウンアンダー-1月15日、17-22日

【過去5年の総合優勝者】

2011年 キャメロン・マイヤー

2010年 アンドレ・グライペル

2009年 アラン・デイヴィス

2008年 アンドレ・グライペル

2007年 マルティン・エルミガー

 

【コース分析】

●ダウンアンダークラシック(アデレード・イーストエンド、51km)-1月15日

 

●第1ステージ(プロスペクト~クレア、149km)-1月17日

 

●第2ステージ(ロベサル~スターリング、148km)-1月18日

 

●第3ステージ(アンリー~ビクター・ハーバー、134.5km)-1月19日

 

●第4ステージ(ノーウッド~タヌンダ、130km)-1月20日

 

●第5ステージ(マクラーレン・ベール~オールド・ウィランガ・ヒル、151.5km)-1月21日

 

●第6ステージ(アデレードシティ・カウンシルサーキット、90km)-1月22日

 

これまで、スプリンターが総合優勝を狙える数少ないステージレースと言われたダウンアンダーですが、今年からコースが変更になりスプリンターによる総合争いの様相にはならないかもしれません。

 

まずはダウンアンダークラシックで出場選手たちは顔見せとなります。

総合成績に関係はしませんが、アピールしたい若手ライダーが逃げ、今年の活躍を誓うスプリンターたちが勝利を狙うことになるでしょう。

 

第1ステージは全体的に上り基調のコースレイアウトですが、ピュアスプリンターにとっても問題の無いレベル。

残り3kmは完全な平坦。

各チームがスプリントポジションを激しく争うことになるでしょう。

 

前半戦の山場は第2ステージ。

一昨年、昨年は第3ステージに設けられたスターリングの上りフィニッシュ。

毎年秒差が付くポイントでもあり、ここで勝負に絡めないと総合成績にも大きな影響を及ぼすでしょう。

一昨年はマヌエル・カルドソ(当時フートン・セルベット、現カハルーラル)が、昨年はマイケル・マシューズ(ラボバンク)と、新鋭がステージを制し、その後の活躍につなげているポイントとしても押さえておきたいところ。

 

第3,4ステージは集団スプリントフィニッシュが予想されます。

両ステージとも、終盤に100~200mを上りますが、ここで遅れかけても下りで追い付くだけの距離があるだけに、アシストが上手くコントロールできれば各チームとも問題は無さそう。

 

やはり最大のハイライトとなるのが第5ステージ。

昨年まではウィランガ・ヒルを上った後にゴールまで20km程度ありましたが、今年からは頂上にゴールが設けられます。

ラスト3kmは7%の勾配が続き、クライマーやパンチャー系のライダーが主役となるでしょう。

ここで大きなタイム差が付く可能性もあり、このステージの勝者が総合優勝に大きく前進することになりそうです。

 

そして、恒例のアデレード市街地コースでの90kmクリテリウムで今シーズン最初のUCIワールドツアー勝者が決定します。

 

【注目選手】

各チームの総合争いをすると思われる選手、スプリントを担うと見られる選手を独断でピックアップします(名前の前の数字はゼッケン番号)。

全スタートリストは公式サイト、またはシクロワイヤードから。

 

●グリーンエッジ

1.キャメロン・マイヤー(オーストラリア) ←ディフェンディングチャンピオン

2.ロビー・マキュアン(オーストラリア)

4.サイモン・ジェランス(オーストラリア) ←2012年オーストラリア選RR優勝

5.マシュー・ゴス ←昨年総合2位

6.スチュアート・オグレディ

 

●ロット・ベリソル

11.アンドレ・グライペル(ドイツ) ←2008,2010年総合優勝

15.グレゴリー・ヘンダーソン(ニュージーランド)

 

●カチューシャ

21.オスカル・フレイレ(スペイン)

 

●ガーミン・バラクーダ

31.ライダー・ヘシェダル(カナダ)

33.ロバート・ハンター(南アフリカ)

34.ネイサン・ハース(オーストラリア)

35.ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア)

 

●スカイ

41.エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(ノルウェー)

42.ジェラント・トーマス(イギリス)

43.クリストファー・サットン(オーストラリア)

45.マイケル・ロジャース(オーストラリア)

 

●BMC

51.アレッサンドロ・バラン(イタリア)

53.アダム・ブライス(イギリス)

57.フレフ・ファンアーヴェルマート(ベルギー)

 

●ランプレ

61.アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア)

62.グレガ・ボレ(スロベニア)

65.ダニーロ・ホンド(ドイツ)

66.マシュー・ロイド(オーストラリア)

 

●レディオシャック・ニッサン

71.ダニエレ・ベンナーティ(イタリア)

72.リーナス・ゲルデマン(ドイツ)

73.ベン・ヘルマンス(ベルギー)

77.イェンス・フォイクト(ドイツ)

 

●ラボバンク

81.ルイス・レオン・サンチェス(スペイン)

82.マイケル・マシューズ(オーストラリア)

84.マーク・レンショー(オーストラリア)

86.グレーム・ブラウン(オーストラリア)

 

●モビスター

91.アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)

97.ホセホアキン・ロハス(スペイン)

 

●FDJ・ビッグマット

101.サンディ・カザール(フランス)

102.ウィリアム・ボネ(フランス)

105.ヤウヘニー・フタロヴィッチ(ベラルーシ)

 

●エウスカルテル・エウスカディ

111.ロメン・シカール(フランス)

115.ルーベン・ペレス(スペイン)

 

●サクソバンク

125.ヨナス・アーエン・ヨルゲンセン(デンマーク)

126.ジョナサン・キャントウェル(オーストラリア)

127.宮澤崇史(日本)

 

●アージェードゥーゼル

131.マルティン・エルミガー(スイス) ←2007年総合優勝

132.マヌエル・ベレッティ(イタリア)

137.ボリス・シュピレフスキー(ロシア)

 

●アスタナ

142.ボルト・ボジッチ(スロベニア)

143.ジャコポ・グアルニエリ(イタリア)

 

●ヴァカンソレイユ・DCM

151.ロメン・フェイユ(フランス)

152.トーマス・デヘント(ベルギー)

155.ケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ)

 

●オメガファルマ・クイックステップ

161.ゲラルド・チオレック(ドイツ)

164.アンドリュー・フェン(イギリス)

165.ヘルト・スティーグマン(ベルギー)

 

●リクイガス・キャノンデール

171.ステファノ・アゴスティーニ(イタリア)

177.ファビオ・サバティーニ(イタリア)

 

●UniSAオーストラリア

181.スティール・ヴォンホフ(オーストラリア)

185.トーマス・パルマー(オーストラリア)

186.バーナード・サルツバーガー(オーストラリア)

 

ちょっと列挙しすぎた感がありますが、私的に押さえておいていただきたい選手を挙げてみました。

 

やはりグリーンエッジが主導権を握る展開が予想されます。

エントリー全員をオーストラリア人選手で固めただけでなく、平地系・パンチャー系の選手たちではベストメンバーと言える、まさに1軍で臨みます。

エーススプリンターは昨年熾烈な優勝争いを繰り広げたゴス、第5ステージがメインとなる総合争いは2連覇を狙うキャメロンと先日オーストラリアチャンピオンに輝いたジェランスか。

どのような展開になっても、ゴスやキャメロン、ジェランス以外の選手でも戦えるだけに、選手間の連携に問題が出ない限り、相当な戦力と見ることができます。

 

その他のスプリンターでは、グライペル、フレイレ、ペタッキ、ベンナーティが中心となりそう。

特にグライペルは毎年この大会との相性が抜群で、今年も長年ともにしているリードアウターを揃えてきているだけに対抗一番手と見ることができるでしょう。

 

総合争いでは、前述のキャメロンやジェランスのほか、ヘシェダル、ロジャース、ファンアーヴェルマート、LLサンチェスあたりが有力。

また、スプリント・中級山岳いずれも勝負にいけるボアッソン・ハーゲンは外せません。

スプリントでボーナスタイムを稼ぎ、ウィランガ・ヒルで上手く立ち回ることができれば総合優勝も可能。

若干の調整不足が囁かれていますが、その辺がどう関係するかも見もの。

 

そして、2010年シーズンからのサスペンデッドが明けたバルベルデが復帰します。

これまでもシーズンインにダウンアンダーを選んでおり、いずれも総合争いに絡む良い走りをしてきました。

レース勘がどこまで戻ってきているかが未知数ですが、レースシーンから遠ざかっている間もモビスターチームからの支援を受けトレーニングを積んできていただけに、チームもバルベルデの総合優勝を狙って動いてくるでしょう。

 

日本人選手として初出場となる宮澤選手がついにサクソバンクデビューを果たします。

これまでもビッグレースへの出場を経験してきましたが、晴れてプロチームの一員となり、各国メディアからの注目も高まっている様子。

今回はヨルゲンセン、キャントウェルに続く第3スプリンターの位置づけが予想されますが、展開次第ではもちろん勝負に出ることでしょう。

その存在をぜひ世界に示してほしいものです。

 

【総合優勝予想】

サイモン・ジェランス(オーストラリア・グリーンエッジ)

 

サントス・ツアー・ダウンアンダーオフィシャルサイト http://www.tourdownunder.com.au/

 

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